三割引の女

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加藤綾子といえばカトパンの愛称を持つ人気アナウンサーである。新人時代の彼女は、民放キー局三社の内定を得たことから「スーパー綾子」と呼ばれ、鳴り物入りでフジテレビに入社している。そして大きな期待のもと、入社間もない加藤アナは冠番組のMCを任されることになった。

その番組のゲストに呼ばれたのが再ブレイクしたばかりの有吉弘行である。当時、毒のあるあだ名を付けることで面白がられていた有吉が、お約束として振られて口にした彼女のあだ名が、『三割引の女』だ。

この映像を見た時思ったのが「うん、やっぱりそう感じるよな」である。ことさら加藤アナを貶めるつもりは無いが、期待値が高い中で初めて彼女を見た時は、割と普通だなと思ったものだ。


有吉弘行がこのあだ名を口にしたのは単に毒舌を吐いたのでは無く、実像以上に持ち上げようとする周囲への皮肉だったかもしれないし、過分な期待を背負わされそうな彼女への配慮だったかもしれない。その時の加藤アナの反応も「頑張ってみたけど、見抜かれたか」みたいに感じた。

加藤綾子はこの後、順調に人気アナウンサーへ育っていく。いくつか人気番組を担当してアナウンサー好感度でも1位を続けたのは、それなりに努力したのだろうし、やっぱり華やかな雰囲気は天性のものがあるのだろう。

しかし、雑誌の評価でアナウンス技術が高いとか、廻しが上手いとか書いてあるのを読むと首を傾げざるを得ない。決して下手というわけではないが、飛び抜けて上手いわけでもない。甘く評価しても人並みだ。それに籠り気味のあの発声、好みはあるだろうが決して正統派ではない。

それより物足りないと感じてしまうのは、少し型にはまっているところ、そして自分の言葉を持っていないと感じられるところだ。局アナならそれでもいいが、タレントとなるとこれでは厳しいだろう。フリーとなった今、他のアナウンサーとの違いを見せられるかというと、ちょっと疑問だ。

しつこいようだが、決して加藤アナを貶めるつもりは無いし、彼女も望んでもいない評価など迷惑だろう。キー局アナウンサーに選ばれるだけでもエリートであり、その中で人気者になったのは凄いことだ。ただ不幸なことに彼女には実力以上の「スーパー」という肩書きが付けられ、結果的に疲労で本番中に倒れるなど、こき使われてしまってる。

自分にとっての加藤綾子は“作られた人気アナウンサー”で、過大評価されている分、三割引で見るのがちょうど良いと思う。

過大評価といえばその名がブランド化され、どの作品でもベストセラーになってしまうあの大作家先生が頭に浮かぶ。かの大先生も毎年受賞発表があるこの季節が来ると、ぐの骨頂だとさぞの迷惑な思いをしていることだろう。

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