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サッカー五輪・A代表兼任 森保一新監督への期待

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スポーツ新聞の煽り記事

「17歳の“天才司令塔”久保建英は森保ジャパンの初陣を救うか」

これはつい最近のネットニュース記事での見出しである。ネットニュースはマスコミ報道とは言えないが、スポーツ新聞でもこういう記事を書きそうだ。本文も読んでみたが見当違いで無責任なあおり記事で、これを書いた記者はサッカーに対して何の思い入れも見識も無いのがよく分かる。

一方、今週発売された週刊誌に森保新監督を特集した記事が掲載されていた。スポーツジャーナリストの二宮清純さんによるものだが、こちらの方はさすがに読み応えがある記事だった。

森保監督の人間性

高校時代、目立たない選手だった森保一は卒業後どうにか入部できたマツダサッカー部でハンス・オフトコーチに見いだされる。その後日本代表監督となったオフト監督から招集された時は、マツダの同僚以外には名前をまともに読んでもらえない程の無名選手で、この時にポイチの愛称がついた。

しかしすぐに森保選手の的確な判断力と献身的な守備は高い評価を受け、ボランチという用語を定着させるほどの存在となる。

そののちドーハの悲劇を体験した選手の一人となるが、現役引退後指導者の道を歩むことになる。2012年にサンフレッチェ広島の監督に就任すると、バランスを重視した明確な指導で選手を育て上げ強豪チームへと変貌させてゆく。そして毎年のように主力選手を引き抜かれながら、4年間で3回の優勝を成し遂げ日本人屈指の指導者として注目されるようになる。

普段は冷静にインタビューに応えてくれる森保監督が、一度だけ語気を強め反論したことがあるそうだ。それは二宮さんがある選手を天才と称したときだった。森保監督は言下に否定すると「この世界には“天才もどき”が沢山います。いまからその気にさせないで下さい」と諭し、二宮さんはそれから天才という言葉を封印したそうだ。

“天才” という称号

ここで冒頭で述べた見出しの話に戻るが、まず久保健英選手には天才司令塔と呼ばれる程の実績はまだない。確かにFCバルセロナのジュニアユースで活躍し、秀でたテクニックを持つ選手であるのは間違いない。だが代表チームに勝利をもたらすような圧倒的なプレーはまだ見せていないのだ。

それに森保監督が五輪代表の初陣戦に一世代年下の久保選手を招集し、主力として扱うなどあり得ない。代表候補として試された上で、大きく成長すれば五輪代表の司令塔となる可能性はあるが、選手枠が少なくオーバーエイジも予想される五輪代表に、上手いだけの選手を入れる余地はないだろう。

天才とは偉業を成し遂げた傑出した選手だけに与えられる称号だ。森保監督が言うように、将来を嘱望される選手が勘違いするような使い方をしないで欲しい。

Jリーグをずっと見ていて、少年の頃から天才とか神童とか怪物とか呼ばれた選手たちは沢山いたが、期待通りに日本を代表するプレーヤーに育った例をほとんど知らない。未完成の選手へ簡単に天才という称号をあてがいたがるマスコミの記者は、無知で無責任と言われても仕方がないだろう。

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