「お笑い演芸館+」




BS朝日で放送されているお笑い演芸館+はナイツが司会を務める演芸番組だ。浅草東洋館で収録され無名の若手から人気芸人、大ベテランなど幅広い年代の芸人が登場し、漫才を始めとする様々な演芸を長尺で見せてくれる貴重な番組である。

9日の放送ではオール阪神・巨人が目玉として登場していて、いつも通りの楽しい漫才を堪能させてもらった。彼らの芸は正統派漫才の完成形というべきもので、少しの波はあったものの漫才一筋40年間そのクオリティーを落とすことなく、続けてきているのは驚くべき事だと思う。


番組後半にはジャルジャルが出演していて、コントを披露していた。ジャルジャルはM-1グランプリの常連で、「めちゃイケ」のレギュラーでもあったのでそれなりに知名度もあるのだが、なかなかハネないなという印象がある。いつもネタは工夫されて面白いのだが少し一本調子で、間の取り方も今ひとつかなと感じる。だがこれは少し前に阪神・巨人の名人芸を見てしまったので余計にそう感じたのかもしれない。

ネタは面白いのにジャルジャルがハネないのは、やはりそのキャラクターだろう。特に福徳は好印象を持たれないキャラになっている。実際の本人はごく普通の人物かもしれないが、目つきの悪さとこわばり気味の表情が不特定多数の観客には受け入れられてないのだろう。例え強面キャラでも一瞬愛嬌が見えれば観客は心を許すのだが、福徳の場合その愛嬌が感じられないのだ。

お笑い芸人にとってキャラづくりは成功のための最も重要な要素だと思う。ネタや芸の面白さもキャラあってのものなのだ。そのために芸人たちは自分に合ったお笑いキャラを求めて模索し、試行錯誤を繰り返して十年以上の歳月を費やすこともあるのだ。

福徳も観客に受け入れられるよう、キャラづくりにひと工夫必要だろう。芸人としての幅が増えたとき、一段上の人気芸人になれると思う。

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