スポンサーリンク
スポンサーリンク

津川雅彦さんを偲んで

スポンサーリンク
スポンサーリンク

名門マキノ家の一族

今月の8日、俳優の津川雅彦さんが心不全により亡くなった。妻の朝丘雪路に遅れること3ヶ月余り、78年の生涯だった。

日本映画界の名門マキノ家の一族で、兄の長門裕之と共に俳優として活躍した。初々しかった頃の二人の姿は石原裕次郎の初主演作である『狂った果実』で拝むことが出来る。晩年の津川さんは白い顎ひげの印象が強いが、この映画が公開された時点ではまだ十代半ばで驚くほどの美少年ぶりを見せてくれる。

伊丹映画の常連

ただ若い頃はその美少年ぶりが災いし、線の細さがぬぐえずに役者として今ひとつの存在だったようだ。その美少年もやがて中年になり男の厚みが増してくると、色気を漂わす大人の存在感を増してくる。

それまで女をたぶらかすような役柄が多かったが、伊丹十三監督映画の常連になった頃から重厚さも加わり、人気俳優となった。老年にさしかかると重鎮の役をこなすことが多くなり、NHK大河ドラマで何度も徳川家康の役を演じたのは有名である。

もう一つ津川雅彦さんといえば保守派としての姿である。その活動についてはいちいち述べないが、討論バラエティー『たかじんのそこまで言って委員会』で、関西ローカルの番組とはいえノーベル賞作家と国民的映画監督の左寄りぶりを、名指しで批判していたのは印象深い。その政治信条はともかく若い頃色々苦労したせいか、めったなことではぶれない姿勢を持つ人物だった。

タイトルとURLをコピーしました