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バート・レイノルズ アクションスターの先駆け

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肉体派俳優の先鞭

今月の6日、1970年代から1980年代にかけてハリウッドで活躍した俳優バート・レイノルズが心不全で亡くなった。享年82歳。

彼はシルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーが出現するまで、アクションを得意とした肉体派俳優の先鞭役を果たした。

大学時代に花形フットボール選手として鍛えた身体を活かして『ロンゲスト・ヤード』『トランザム7000』『キャノン・ボール』などの大ヒット映画でノースタントアクションをこなし、何度も“マネー・メイキング・スター”に輝いた人気俳優だった。

バート・レイノルズの魅力

少し上の世代にスティーブ・マックイーンやクリント・イーストウッドといったアクションスターがいたが、少し斜に構えた感じの二人に対しレイノルズは口ひげを蓄えたお気楽なキャラクターを演じていた。

彼の魅力はその野生味とセクシーさにある。1972年にジョン・ブアマン監督『脱出』でスターになると女性雑誌でセミヌードを披露し、たちまちセックスシンボル的存在となっている。

80年代終盤頃から派手な金使いで生活を乱したことと、出演作を選り好みし作品に恵まれなくなったことでレイノルズは勢いを失っていった。彼が候補に挙がりながら出演を辞退した作品に『スターウオーズ』のハン・ソロ役や007シリーズのジェームズ・ボンド役があると言われている。

またアカデミー作品賞に輝くことになる、ジェームズ・L・ブルックス監督『愛と追憶の日々』への出演依頼を断り、代わりに出演したジャック・ニコルソンが助演男優賞を獲ったというエピソードもある。

そんなレイノルズも1997年に出演したポール・トーマス・アンダーソン監督『ブギーナイツ』のポルノ映画監督役が好評を博し、カデミー助演男優賞にノミネートされたほか数々の映画賞の助演男優賞を獲って、最後の輝きを放つことになる。

高齢になっても俳優業はずっと続けていて、クエンティン・タランティーノ監督最新作でブラット・ピット、レオナルド・ディカプリオ共演『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演が決まっていたが、撮影に参加する前にバート・レイノルズはこの世を去って行った。

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