女子ゴルフツアー放映権問題

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女子ゴルフツアーの放映権を巡り、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)とテレビ局の間で騒動が起きている。19日に2019年のツアー開催日程が発表されたが、テレビ局主催の3大会がツアーから撤退し来期は1増3減の36試合で今季より2試合減となる。LPGAとテレビ局で放映権の帰属を巡り協議がされていたが、合意がなされないままLPGAが話し合いを打ち切りテレビ局も撤退という結果に至ったようだ。

LPGAは放映権を一括管理するため、今まで権利を持っていた大会主催者に移譲を求めていたようだ。そこにはツアーの試合をネット有料配信化し新しい収入源にしようという考えがあるようだが、今まで女子ゴルフを支えてきたテレビ局にはそうですかと言える話ではない。日本テレビはLPGA側の対応が不誠実だと非難し、中京テレビはライブ配信の詳細が不明瞭で承知出来ないと言っている。

無くなった大会の中には、東北で唯一開催されていた『ミヤギテレビ杯』や熊本の『バンテリン・レディース』など、被災地に貢献していた大会もある。LPGAからの通知はメールだけと協会員にも充分な説明が届いておらず、選手たちの間でも不満の声が上がっているらしい。

LPGA会長の小林浩美はツアー運営の安定化を図るためこういった措置を執る必要があったようだが、少し拙速で強引な面もあるように感じる。今でこそ女子ツアーは若い選手が多く華やかでスター不在の男子ツアーより人気がある。しかし昔の女子ゴルフの試合は人気がなく、その頃ツアー運営を支えたのはテレビ局だ。その恩義を忘れ一方的に話を進めるのは、あまりにも不義理というものだろう。

それにテレビ局にとってゴルフ中継は、視聴率は獲れなくても優良コンテンツなのだ。ゴルフの試合の視聴者は、自らもゴルフをする人やシニア層が多い。だからスポーツメーカーやエグゼクティブ向けの商品を売る企業など、番組にしっかりしたスポンサーが付くのだ。そのためテレビ局も、おいそれと放映権を手放すことは出来ないだろう。

しかも若者に親和性の高いネット配信で、どこまで女子ゴルフの試合の需要があるか不透明な点もある。テレビの無料放送が少なくなれば、ゴルフ人気に陰りが出る心配もある。失敗しないようLPGAはもっとじっくりテレビ局側と話し合い、解決の方法を探る必要があるだろう。

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