若手の登竜門
元旦恒例の『ぐるナイおもしろ荘』は無名芸人を集めたネタ見せ番組だが、過去この場所から沢山の人気者を生み出している。去年の出場者で言えば、ひょっこりはんがブレイク、完熟フレッシュがプチブレイクし、レインボー・宮下草薙・東京ホテイソンもネタ番組でよく見かけるようになった。
無名芸人にとって、実力者のひしめくM-1やキング・オブ・コントなどのコンテスト番組より、よっぽど名を売るチャンスが大きい番組である。そのため芸の完成度よりインパクト重視の傾向があり、いかに視聴者へ印象を残せるかが彼らの勝負どころだ。
ということで、今年の出場者10組の印象を簡単に。
【サツキ】 きっちりとした漫才を披露。キャラにも特徴があったが、気持ち悪い乳首のインパクト大。
【セルライトスパ】 ガッツリと本格コントを見せてくれて面白かった。2位を獲得。
【レオタードユリ】 芸風はバレリーナ芸人の松浦景子と被っている。あっちの方が見た目もいいし。体操芸人として、オラキヲとコラボしたら面白いかな。
【ぺこぱ】 ツッコミそうでツッコまないのが新しくて面白い。1位にはなったが、少しポンコツ臭がしないでもない。
【夢屋まさる】 ジェンダレスキャラ。「パンケーキ食べたい」のリズムが癖になる。ただブレイクしたとしても、このキャラ続くかな。
【ゼスト】 「鈴木に続き都築、頭突き好きに気づき」よく稽古したな。3位にはなったが、華がない。
【ねこじゃらし】 筋肉芸人コンビ。二人とも個性が薄いので、筋肉芸人枠に割り込むのは難しそう。
【ワールドヲーター】 オタク3人と説明係1人。スタイルはにゃんこスターと似ているが、需要がないだろうな。
【まんぷくユナイテッド】 ファイヤー!。
【ソノヘンノ女】 キャバ嬢コンビ。ネタは『ゴッドタン』で松丸友紀アナとコラボした時の方が面白かった。