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訃報と第91回アカデミー賞決定

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スタンリー・ドーネンさん死去

『雨に唄えば』や『略奪された七人の花嫁』などのミュージカルで有名なアメリカの映画監督・振付師のスタンリー・ドーネン氏が21日心不全のため東部ニューヨークで死去。享年94歳だった。

10代でタップダンスのレッスンを受けたドーネン氏は、大学中退後ブロードウェイの舞台でコーラスを務めていた時に主役のジーン・ケリーと親交を持ち、のちに二人でハリウッドに乗り込むことになった。

そしてジーン・ケリーと共同監督で作ったのが、49年のデビュー作『踊る大紐育』である。この作品はブロードウェイ・ミュージカルを映画化したものだが、都会的センスとパワフルさが観客に受け大ヒットした。

これ以降ドーネン氏は、制作者アーサー・フリードとのコンビで『恋愛準決勝戦』など名作ミュージカルを次々に生み出し「ハリウッド・ミュージカルの王様」と呼ばれることになる。

その他、オードリー・ヘップバーン主演『パリの恋人』『シャレード』『いつも二人で』の監督としても有名で、ロマンチックな作風で知られていた。98年にはアカデミー名誉賞を授けられ、その挨拶の壇上でタップダンスを披露している。


 

米アカデミー賞作品賞は『グリーンブック』

日本時間25日、第91回米アカデミー賞の受賞発表と受賞式が行なわれた。

作品賞に輝いたのはピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』で脚本賞も受賞した。近年はマイノリティーの映画が評価を受けているが『グリーンブック』も黒人やLGBTといったマイノリティーを扱った作品だ。前評判の高かった『ROMA/ローマ』は、ネット配信の外国映画という部分がネックとなり受賞を逃したと思われる。

監督賞は『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンが受賞した。キュアロンは13年の『ゼロ・グラビティ』でも監督賞に輝いているが、今回は撮影賞とのダブル受賞となった。受賞式では同じメキシコ人のギレルモ・デル・トロ監督がプレゼンターとなり、仲良く肩を組んで去って行ったのが微笑ましかった。

主演男優賞は『ボヘミアン・ラプソディー』のレミ・マレック、主演女優賞は『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンが獲得した。有力候補だったグレン・クローズは今回、主演・助演合わせて7回目のノミネートだったが、またもや無冠に終わってしまった。

助演男優賞は『グリーンブック』のマハーシャラ・アリで、助演女優賞は『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キング。アリは16年の『ムーンライト』に続く2回目の助演賞受賞である。

是枝裕和監督『万引き家族』がノミネートされていた外国語映画賞は、本命『ROMA/ローマ』が獲得し、細田守監督『未来のミライ』がノミネートされていた長編アニメ映画賞は大本命『スパイダーマン:スパイダーバース』に輝いた。ということで予想はされていたが、今回日本関係の受賞はなかった。

他に、編集賞・録音賞・音響編集賞は『ボヘミアン・ラプソディー』作曲賞・美術賞・衣装デザイン賞は『ブラックパンサー』脚色賞は『ブラック・クランズマン』歌曲賞は『アリー/スター誕生』メイク・ヘアスタイリング賞は『バイス』視覚効果賞は『ファースト・マン』という結果となっている。

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