「サッカーS-1グランプリ~究極のワンプレー~」




4月末に平成天皇が退位され、本日新天皇が即位、令和の時代となりました。でも今回は遅ればせながら、平成時代に放送されたサッカー番組を紹介します。それは4月28日にNHK/BS1でやっていた『サッカーS-1グランプリ~究極のワンプレー~』。ひとつのプレーを徹底的に深掘りする、サッカーバラエティ番組だそうです。

番組内容は、サッカーを愛するゲストたちが、選手目線の極意・進化の背景・驚きのデータなど、多角的な側面からプレーの神髄に迫り、選定委員長の前園真聖がゲストと共に、候補の中から史上No,1プレーを決めようというものです。


今回は第1回目の放送で、テーマは「ワンタッチゴール」。ゲストの中澤佑二らが多角的にプレーを語るという、大変面白い内容の番組だった。昨年のロシアワールドカップも全得点中ワンタッチゴールは69%にも及び、タイトなプレーを強いられる現代サッカーでは必須のプレーだそうだ。

「ワンタッチゴール」No,1候補にあがったのは、名古屋グランパスのジョー選手、ジェフ千葉の佐藤寿人選手、ユベントスのクリスチャーノ・ロナウド選手、スポルティングのバス・ドスト選手、世界最先端のワンタッチ軍団・マンチェスター・シティー、東京五輪候補・法政大学の上田綺世選手、そしてゲスト中澤の生涯唯一のワンタッチゴール、といった7組のプレーだ。

この中で印象深かったのが、佐藤寿人選手のワンタッチ・テクニック。佐藤選手はゴール前で得点を決められる位置取りを研究、ペナルティーエリアに想定したUの字ラインに入ることを心がけているそうだ。それからなる程と思ったのは、オフサイドラインを線審(副審)の位置で見分けていること。そのため佐藤選手は線審のクセも頭に入れて、飛び出すタイミングを測っているとのこと。

その他面白いと思ったのがポルトガル、スポルティングのバス・ドスト。ドスト選手はワンタッチゴールのスペシャリストどころか、「ワンタッチゴールしか出来ない男」と呼ばれているそうだ。ドストはヘッディングを得意としているようだが、3シーズン91ゴールのうち86ゴールがワンタッチという極端さだ。

特に凄いのが、2017年3月から始まった45ゴール連続ワンタッチという記録である。彼が1年ぶりにツータッチでゴールを決めると、なんとヨーロッパ中の新聞で記事になったというエピソードがあるそうだ。彼のゴール映像がいくつか紹介されており、反応の早さとヘディングスキルはかなりものもだ。

そして期待されるのが、東京五輪世代のストライカー上田綺世選手だ。小さい頃からシュート練習ばかりしていた上田選手のポリシーは、ごっつぁんだろうが何だろうが得点を取れればOKという姿勢。綺麗に点を取りたがる日本人選手の中で、形に拘らない上田選手には頼もしさを感じる。

そしてワンタッチゴールNo,1に選ばれたのが、CR7ことクリスティアーノ・ロナウドのバイシクルシュート。若い頃は、ボールをこねくり回すタイプの選手だったC・ロナウドだが、キャリアを重ねた今ではシンプルなプレーで得点を量産するプレイヤーになった。

そんな彼が、17年のチャンピオンズリーグの試合で見せたのが、2m38㎝という驚異的な高さで放ったバイシクルシュート。まさにロナウドならではの身体能力の高さと、空間認知力によって生まれた彼しか出来ないワンタッチゴールだ。

それから中澤のワンタッチゴールは、中村俊輔のCKから生まれたボレーシュートだが綺麗に決まっており、オマケで紹介されていたけどなかなか貴重なシーンだ。ということで、不定期みたいだが解説も深くて面白く見られる番組だったので、今後の放送も楽しみ。

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