トゥーロン国際準決勝 メキシコ戦

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日本が準決勝まで進んだトゥーロン国際大会。対戦相手はメキシコの、Cグループ2位で勝ち上がったU-22チーム。

メキシコで要注意となる選手が、9番を背負うセンターフォワード、22歳のヘスス・ゴディネスだ。ゴディネスは持ち前のスピードとパワーで激しくプレー、その突進を止めるのが難しい選手だ。去年のクラブWカップではグアダラハラの選手として出場、鹿島アントラーズとも対戦している。

日本はこれまで1試合毎に選手を大幅に入れ替え戦ってきたが、このメキシコ戦も前のポルトガル戦から7名メンバーを替えて臨む試合となった。チリ戦でハットトリックを決めた旗手令央(順天堂大)が2試合ぶりに先発、ワントップを務めた。メキシコはメンバーを固定し中二日&中二日の強行日程。一方、日本は中7日で戦う選手が多く、体力的には有利となる。

両チーム守備の意識が高く、試合開始から中盤の早いチェックの応酬が続いて、なかなか得点機が生まれない。前半を終わってシュートは1本ずつと山場はほとんど無かったが、展開は早く迫力のある試合内容だった。

そして後半開始すぐの50分、早くもゲームが動く。右サイドでパス交換から一瞬フリーとなったユリザスがアーリークロス、警戒していたゴディネスにヘディングシュートを決められてしまう。しかしこれでスイッチが入ったのか、日本のプレーが積極性を増し攻める時間が多くなる。

61分、大きなサイドチェンジから川井歩(レノファ山口)がクロス、岩崎悠人(K札幌)のヘディングは決まらなかったが良い形を作った。67分にはゴール前でトーレスにフリーでシュートを打たれてしまうが、GKオビ・パウエルオビンナ(流通経済大)の素早い反応で失点を防いだ。

そして71分、密集したゴール前でパスを繋ぎ田中碧(川崎F)がシュート、ボールはクロスバーを直撃するが、左に詰めていた相馬勇紀(名古屋G)が、跳ね返りを素早くゴールネットへ突き刺した。

追い着いた日本は逆点を狙い攻勢を強める。体力的な有利さもあったのか、試合は日本ペースとなりメキシコを押す時間が続いた。だが85分、またも右サイドのパス受け渡しでモゾをフリーにし、アーリークロスを上げられ、アギーレに勝ち越しのヘディングシュートを許してしまう。選手こそ違え、まるで1点目のリプレイを見るような痛恨の失点だった。

しかし諦めなかった日本は88分、右サイドを駆け上がった旗手が、左を抜け出そうとする小川航基(J磐田)へロングパスを送る。小川はボールを収めると右足で狙い澄ましシュート、終了時間直前で同点という劇的な展開となった。

この大会は延長戦が無いので試合は90分で終了、勝負はPK戦に持ち込まれた。両チーム3人目まで蹴って全てPK成功、6人全てが右サイドにゴールを決めた。先攻・メキシコの、4番目キッカーはモゾ。モゾは左サイドを狙いシュートを打つが、ボールはポストに嫌われ跳ね返っていった。

この後PKを蹴った選手は全て右サイドにゴールを決め、日本が5-4で決勝進出を決める。皮肉にも10人中で唯一、左に蹴ったモゾだけがPKを失敗してしまった。

GKオビは、直接PKこそ止められなかったが、192の長身であの敏捷性はさすがアフリカ系選手の身体能力だ。インタビュー受け答えの映像を見れば、肌が黒いだけで普通に日本人のイケメンボーイ。もし五輪代表に選ばれれば、一気に注目度は上がるだろう。とにかく将来が楽しみな大型キーパーだ。

決勝の相手はブラジル。4試合で15得点無失点と、驚異的な強さを見せる優勝最有力候補だ。注目選手は21歳のドウグラス・ルイス。ボランチのポジションで、ブラジルを攻守でコントロールするハイスペックな選手である。

決勝戦は15日、日本時間23時にキックオフとなる。今回日本U-22が良いのは、とにかくハードワークを怠らないところ。そのひたむきさが結果に表れている。決勝は厳しい戦いを強いられることになるだろうが、とにかく全力でぶち当たって欲しい。

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