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木曜時代劇「ちかえもん」一挙再放送(4話まで)

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新感覚コメディ時代劇

2016年1月~3月にかけて放送され、新感覚のコメディ時代劇として話題を呼んだ、NHK木曜時代劇『ちかえもん』。自分は本放送と、そのあとの再放送を見逃していたので今回の一挙再放送が初見だった。

脚本は朝ドラ『ちりとてちん』、大河ドラマ『平清盛』の藤本有紀。主役の近松門左衛門こと“ちかえもん”に、劇団『大人計画』の松尾スズキ。ちかえもんに絡んでくる不孝糖売り・万吉を青木崇高が演じている。

ちかえもんと万吉

かつて当り狂言をものにし、浄瑠璃作者としてその名を響かせた近松門左衛門。今やスランプのまっただ中で、私生活も男やもめの母子二人暮らしという冴えない境遇。そんな近松の前に現われたのが「オヤオヤ ゝ、オヤフコーノ、フコートー」と唄い踊る飴売りの万吉。

でかい身体にラフな格好&髭ヅラの怪しい風体、でも愛嬌があってどこか憎めない万吉。その万吉に気に入られたのか近松は、なし崩しに“ちかえもん”とニックネームをつけられる。この万吉、とぼけているようでなかなか鋭い。黒田屋(山崎銀之丞)の胡散臭さを見抜き、ちかえもんの危機を救うと二人はいつの間にか名コンビ、漫才の掛け合いみたいな会話が始まる。

『ちりとてちん』では落語世界をモチーフに、ヒロインと周辺の人々の喜怒哀楽を物語性豊かに描いた脚本の藤本有紀。『ちかえもん』でも落語世界の住人のような人々が、元禄という賑やかな時代を背景に、現代感覚で描かれるのが新しくて面白い。

物語世界の登場人物

ちかえもんが憂さ晴らしに通う、遊郭・天満屋。その天満屋に居残りとして働く万吉は、新顔の無愛想な遊女・お初に一目惚れする。お初を演じる早見あかり、その物憂げな表情と妖艶さが、秘密めいた傾城(けいせい)役にピッタリで時代劇がよく似合う女優だ。ただ油断すると、すぐポッチャリさんになるのは要注意。

お初に惚れた万吉は恋の成就に策を弄するも、運命の出会いの前に彼の想いは散っていく。お初の運命の相手、それは平野屋の放蕩息子“あほぼん”徳兵衛(小池徹平)。“あほぼん”といえば『ちりとてちん』にもそんなのがいたが、あっちの“あほぼん”の中の人は真性DV阿呆ボン、スキャンダル発覚で今年芸能界を去って行ったようだ。

未練を残しながらも、潔く身を引いた万吉。でも私生活では放送終了僅か4ヶ月で、平野屋のベテラン遊女の方をお嫁さんにするなんてちゃっかりしてるな。

回が進むごとに、腹黒さを露わにする黒田屋九平次。ついには同じ臭いを漂わせるお初に近づき、何かを企む気配。先の読めない雲行きに、これからの展開が楽しみだ。

しかしさすがNHK、大掛かりな時代セットがしっかりしていて見応えがある。まさにNHKの時代劇枠は、絶滅寸前にあるテレビ時代劇の希望の光だ。

てな陳腐な言い回しは、わしのプライドが許さんのである。(つづく)

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