終戦の日特集ドラマ「マンゴーの樹の下で」




NHK終戦の日特集ドラマ『マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束』は、太平洋戦争末期に凄惨を極めたフィリピン攻防戦を生き延びた女性たちの手記をもとに作られたフィクションドラマ。このドラマとコラボして作られた、長編ドキュメンタリー『マンゴーの樹の下で』も先日放送されている。

マニラの日本商社にタイピストとして赴任し、ルソン島での過酷な脱出行を体験したヒロイン奥田凛子の戦争体験を、終戦時と平成の時代でリレー形式に描く物語。主役の凛子を清原果耶と岸惠子が演じている。


ドラマは死地で生き残った女性二人の絆を基調として、反戦メッセージを込めた内容。職業婦人にしては若すぎる気がしないでもないが、とにかく主役を演じた清原果耶が素晴らしい。過酷な状況でも生き延びようとする強くてひたむきな女性は、まさに彼女そのままのイメージでみずみずしいのだ。

清原果耶が漂わせる透明感は特筆ものだが、凜とした佇まいには特別感がある。その卓越した表現力で見せる笑顔も、泣きの演技にも引き込まれてしまう。また、なでしこ隊隊長に選ばれた時の凜々しい姿も敬礼の力強さも、非常に印象的なものだ。

かたや平成パートの凛子を演じる岸惠子、ドラマ・映画を通じて12年ぶりの主演だそうが、予想以上の棒演技で表情に乏しい。その精彩のなさは、ちょっとしか出ていない渡辺美佐子と比べても一目瞭然。この平成パートも大事なのだろうが、あまりにつまらないので流し見させて貰いました。もともと清原果耶目的で見たドラマだしね。

現在放送中のBS時代劇『蛍草 菜々の剣』でも主役を演じている清原果耶。朝の連続テレビ小説『なつぞら』ではヒロイン・広瀬すずの妹役に選ばれるなど、17歳の若さにしてすっかりNHKのお気に入り女優だ。てなことで、将来朝ドラのヒロインとしてその姿を見られる日も遠くなさそう。

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