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ラグビー日本代表、スコットランドを破りベスト8へ

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白熱の大一番

13日に行なわれたベスト8進出を懸ける大一番は、まさに白熱の試合となったが、日本がその実力を見せつけスコットランドを撃破した。

前半5分、日本は薄くなった右サイドを破られ、警戒していたフィン・ラッセルに先制のトライを許した。コンバージョンも決まり0-7、アイルランド戦に続き、リードされる展開だ。

しかしその直後、日本の左サイトから福岡選手が抜け出し、オフロードパス、22mラインから松島選手が独走しトライを決め返した。相手ボールを奪う「ジャッカル」などのラグビー用語に続いて、俄ファンの自分が覚えたのが、タックルを受けながらボールを繋ぐ「オフロードパス」。25分にもその技が炸裂する。

前半での逆転

ボールを受けた堀江選手がDFを引きつけ、ラインをずらすオフロードパス。さらにムーア選手、トゥポウ選手と立て続けのオフロードで相手守備が薄くなったところを、最後に稲垣選手がトライ、日本が前半で逆転を果たした。

「オフロードパス」は、前代表・エディジャパンではあまり見る事の無かった、高度でリスキーな技。この技を使いこなせるようになった日本は、4年前から着実な成長を見せていたのだ。球を持つ機会の少ない左プロップのポジションを務める稲垣選手、代表7年目にしての初トライというオマケ付きだ。

前半終了直前、日本左サイドでキックパスから抜け出した福岡選手が、持ち味のスピードを生かしたトライ。スコットランド相手に前半だけで3トライと、驚きの強さを発揮する日本。後半早々にも日本がスコットランドDFを追い込むみ、福岡選手がボールを奪ってそのままトライ。日本は待望の4トライ目で、欲しかったボーナスポイントを得た。

この時点でスコアは28-7。まさかの大量リードで勝利が見えてきたが、さすがにスコットランド、楽な試合をさせてはもらえない。この6分後、スコットランドがそのパワーを生かしトライ、28-14と迫ってきた。

日本の熱い日

日本はこの後、田中選手と山中選手を投入。スコットランドも主将のレイドローたちを下げ、一挙6人を交替させるという総力戦に突入した。そして後半の14分、スコットランドが日本の守りを突破、トライを決められ28-19となった。

1トライ1ゴールの差まで詰め寄られた日本。しかし日本がボーナスポイントを得ているため、スコットランドには4トライと7点差以上の勝利が必要だ。残り20分でさらなる反撃を試みるスコットランド、リーチ主将が鬼タックルで相手の攻撃を潰し、味方の選手を鼓舞する。

粘り強く守る日本、焦りからかスコットランド選手が姫野選手にラフプレー、もう日本の流れだ。そして終盤、マイボールを得た日本がボールをキープ、観客のカウントダウンとともに試合は終了した。最後の最後まで魅せてくれた、日本の熱い試合だった。

20日、日本がトーナメント1回戦で対戦するのが4年前に大金星を挙げた「スプリングボクス」南アフリカ。大会直前6日のテストマッチでは完敗を喫してしまったが、今度の試合で日本の本当の実力が測れるだろう。

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