水ダウ「MONSTER IDOL」

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サディスティックなホラー企画

放送されるや、おぞましさで全国の視聴者に悲鳴を上げさせたのが、『水曜日のダウンタウン』の企画【モンスターハウス】でのクロちゃん。それから1年、更におぞましさを増したクロちゃん連載企画第二弾が、現在放送中の【MONSTER IDOL】だ。

去年の【モンスターハウス】は、『テラスハウス』風のオシャレな恋愛リアリティ番組に、モンスターを放り込み暴れさせたら、というギャップを楽しむ実験企画だった。

だが今回の【MONSTER IDOL】は、クロちゃんに権力と言う名の危険な武器が与えられ、惨劇が始まるという内容。そして若い女性が次々とモンスターの犠牲になり、視聴者が恐怖におののく、サディスティックなホラー企画だ。

モンスターの本領発揮

「アイドルプロデューサー」なる肩書きを得て、集められた若い女の子をオーディション、4人グループでデビューさせるお仕事を託されたクロちゃん。まずは16人の中から、8人を選び沖縄合宿。

その仕事ぶりはまさに公私混同、プロデュースと同時にグループの女の子に手を出そうなんて、お前は“モンスター版”の小室哲哉か。

裏切り、偽り、駆け引き、葛藤。野獣と若い美女たちの間で繰広げられる、ドキュメンタリーばりな本音の人間模様。己の欲望に素直なクロちゃんの前に、アイドルを目指す女の子は傷つけられ、冷酷に切り捨てられていく。

笑い声より大きな悲鳴、モンスターが引き起こす恐怖を楽しむための、ホラーバラエティーと言いたくなる新しいジャンルのエンタメだ。

誰にでもあるようなツマらない見栄や欲望、ちょっとしたタブーを覗き見して、底意地悪く楽しむのが『水曜日のダウンタウン』の面白さ。クロちゃんは持ち前のゲスさで、視聴者を引かせながらもギリギリのところで笑わせるという、得がたい個性の番組にピッタリの芸人だ。

ヤラセ? 演出? でも面白い

今週の放送では、クロちゃんの行き過ぎた言動で肝心なシーンがカット、女の子全員が泣き崩れる阿鼻叫喚の地獄絵。自分の卑劣さを棚に上げ、嘘をついた子やお気に入りで無い子には、どこまでも冷淡なクロちゃんでした。

海側から撮った、女子が海岸で一列に並ぶ構図とか、朝食での会話のあとクロちゃんがタイミング良く現れる下りとか、多分に演出が感じられる。でも全部ヤラセだと、嘘っぽくなって視聴者に見破られてしまうだろうから、リアルさを出すため成り行きは演者任せなのだろうと推測。

そこは虚実織り交ぜて上手く作っている印象だが、とにかく楽しめれば問題は無い。しかし前回の【モンスターハウス】は最後が尻すぼみで予想通りの結果。トラブルも起きて、企画が台無しになったのが残念だった。

次回の放送は12月18日の【MONSTER IDOL】1時間スペシャル、今度はしっかりしたオチで、最後も楽しませてくれるよう期待しています。

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