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NHK BS1「東京五輪代表 森保一監督」

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日本サッカー未到の頂へ~東京五輪代表 森保一監督~』

2020年は東京オリンピックの年。元旦にBS1で放送された『日本サッカー未到の頂へ~東京五輪代表 森保一監督~』は、サッカー五輪代表に焦点を当て森保一へインタビュー、監督の目指す方向性を聞き出そうという番組。

聞き手となったのは、アテネ五輪で監督を務めた経験を持つ山本昌邦。「世界基準」という口癖でお馴染みのサッカー解説者だ。

番組ではまず森保監督を「選手の持ち味を生かした、組織的なチームつくりに定評のある」指導者と紹介。冒頭のインタビューでは「自国開催で良い結果を残したい」と抱負を述べていた。

「気持ちで戦う、球際でのバトル」

五輪代表チームとして本格的な始動となった、11月17日のコロンビア戦。堂安や久保といったA代表で実績のある選手たちを招集、現段階のベストメンバーと言える陣容で試合を行なった。だが選手たちは持ち味を発揮できず、コロンビアに0-2と完敗、チームにとって苦い船出となった。

まだ連携もままならない状態で選手たちにも戸惑いがあっただろうが、少し覇気に欠けた試合だったことも確か。森保監督は試合後選手たちを厳しく叱咤。地元五輪で金メダルを目指す目標も明確に示し、選手を奮起させた。

優しそうで物静かだと思われがちな森保監督。だが山本昌邦さんは「実際は情熱が凄くて、それを選手に伝える力がある」と水を向けると、森保監督は「ひとつ言えるのは、自分は気合系です」と破顔一笑。カリスマ性はないが、実は熱い気持で指導を行なう監督だ。

サッカーはゴールを奪い合うスポーツで、まず球際のところで戦う気持ちが大切と説明。それは技術とか戦術の話ではなくて、競い合いの部分で勝つ粘り強さのことだ。「気持ちで戦う、球際でのバトル」というサッカーを伝えることが森保監督の考え。それを「気合い系」と表現しているのだろう。

戦えるチームをつくるマネジメント力

最近試合内容がイマイチで、監督に対してネガティブ評価をしている声も聞こえる。だが五輪代表は立ち上がったばかりだし、A代表もまだチーム造りの途中、まだあれこれ言うのは時期尚早だろう。どんなに優秀な監督でも波はあるもの、もっと長い目で見るべきだと思う。

森保監督自身が言うように、五輪代表監督の仕事はまず自国開催で選手に掛かるプレッシャーを取り除くこと。戦術も大切だが、一体となって戦えるチームをつくるマネジメント力が、優秀な監督の条件だ。実際、戦術家のハリルホジッチ監督は、その部分で失敗していたし。

チームの士気を上げる指導に優れた日本人監督と言えば、今のところ森保一以外には思いつかない。戦術面を不安視されているようだが、それはこれからディティールに詳しいコーチと分業して築けばいいことだろう。

五輪代表の選考基準

五輪代表の選考基準は、酷暑の中でも戦えるメンタルとフィジカルの強さを持つ選手であること。そして18人しか選べないオリンピック。スペシャルであると同時に、違うポジションをこなせるユーティリティー性も考慮されるとのこと。でも大切なのは、最後まで走って戦える選手であることだ。

オーバーエイジも使う意向を示している森保監督。その条件は、人として或いはプレーで若手を成長に導いてくれる選手。そしてもちろん、チームの重要な戦力になりうる選手だ。

東京五輪出場を目指す本田圭佑。若手を成長に導く選手かどうかは分からないが、再び浪人となった今、コンディション的にももう無理だろう。なんか自分の言葉に縛られすぎて、却って状況を悪くしていると思う。まあ、どうでもいいけど。

去年はトゥーロン国際やコパアメリカ、ブラジル遠征などで切磋琢磨、若い選手たちが成長を見せた。今月8日から、AFC U-23選手権がタイで開催。日本はグループリーグでサウジアラビア、カタール、シリアと対戦、さらなる活躍が期待される。

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