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富士ゼロックス・スーパー杯2020 横浜vs神戸

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今月21日に開幕するJリーグの前哨戦、富士ゼロックス・スーパーカップの試合が、8日に埼玉スタジアムで行なわれた。今年対戦したのは、19年シーズンJ1リーグ・チャンピオンの横浜F・マリノスと、天皇杯覇者のヴィッセル神戸。

横浜F・マリノスは、大分から移籍してきた新戦力のオナイウ阿道がワントップで出場。調整遅れが心配された35歳のイニエスタも、ヴィッセル神戸の司令塔として先発を果たした。

5度目の出場でこの大会初タイトルを狙うマリノスと、天皇杯に続く2冠を目指すヴィッセルの戦いは、激しい点の取り合いとなる。まず最初にチャンスが訪れたのはヴィッセル、折り返しのパスをフリーで受けたイニエスタがダイレクトシュートを放つが、マリノスDFが身体で阻止してゴールとはならなかった。

しかし26分、イニエスタが軽やかなステップからDFの隙間を通すスルーパス、それをドウグラスが決めてヴィッセルが先制した。マリノスも35分、縦パスに反応した仲川がGK板倉と衝突、そのこぼれ球をマルコスジュニオールが頭で押し込んだ。

このゴールはVARでの審議となり、スタジアムの大型ビジョンに一連のプレーが映し出される。これは去年のラグビーWカップで「テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)」と呼ばれたやりかた。今年からJリーグでも採用される、オープン方式のビデオ判定だ。

このゴールが認められ試合は1-1の同点となる。だが39分にマリノスの守備が連携ミス、ボールを奪った古橋が、がら空きとなったゴールに勝ち越し点を決めた。リードされたマリノス、後半頭にオナイウと畠中に替え遠藤渓太と伊藤槙人を投入、反撃を図る。

そして53分、エリキの折り返しを扇原が倒れながらシュート、マリノスが再び同点とした。しかしヴィッセルも68分、イニエスタのクロスが弾かれたところを山口蛍がシュート、3-2と勝ち越す。それでも粘るマリノス、72分に仲川のロングパスを遠藤が右脚アウトサイドで折り返し、それをエリキが合わせて三たび同点とした。

終盤両チーム惜しいシュートを放つも、結局得点は生まれず3-3の同点で試合は終了。この大会は延長戦がないため、すぐにPK戦での勝負が行なわれた。しかしこのPK戦は、前代未聞のビックリな内容。両チーム最初の2人がゴールを決めるが、そのあと連鎖反応のように9人が続けて失敗するという、信じられない事が起きる。

そしてサドンデスに入った7人目、後攻のヴィッセル・山口蛍がようやく決めて、神戸が富士ゼロックス・スーパーカップのタイトルを手中にした。てなわけで2タイトルを続けて獲得したヴィッセル神戸、選手補強を間違えなければ今年は優勝争いに絡んできそうだ。

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