′20 シービリーブス・カップ 日本対スペイン




アメリカで開催の国際親善大会、2020年 シービリーブス・カップ 。非公式戦ながらアメリカ・イングランド・スペインと強豪が揃い、地区予選の無いなでしこジャパンには、オリンピックに向けて貴重な強化の機会となる大会だ。

初戦の相手は、世界ランク12位のスペイン。同10位の日本にとって、実力が拮抗した対戦相手と言えるだろう。日本は司令塔の長谷川を控えに廻し、岩渕・菅澤・池尻による3トップの布陣で臨んできた。

パス繋ぎのサッカーを身上とする両チーム、まず先手を取ったのはスペインだった。開始8分、スペイン一本のロングボールから、ワンタッチで右スペースにボールが出される。一瞬早く追いついたかに見えた遠藤だが、サイドを駆け上がってきたカルドナに吹き飛ばされ、ゴール前へのクロスを許してしまう。

そのボールを受けたエルモソは浮き球のパス、それをプテジャスが決めスペインが先制した。守備の人数は揃っていた日本だが、寄せの甘さとフィジカルの弱さを露呈、失点を防げなかった。開始早々ビハインドを負ってしまった日本、反撃を試みるが、再三のチャンスを逃し続ける。

それでも44分、清水のパスに反応した岩渕が、倒れ込みながら右脚でダイレクトシュート。ゴールが決まって1-1とし、前半を同点で折り返した。だが後半開始の48分、熊谷と杉田の連携ミスからボールを奪われ、ルシア・ガルシアに勝ち越し点を許してしまった。

前半に続く立ち上がりの時間での失点。集中力を欠いていたとしか言えないようなミスで、とても残念な失点だった。その後も何度か危機を迎える日本だが、GK山下が好プレーを連発、相手の追加点を許さなかった。

しかし78分、後ろのスペースを狙われ、ルシア・ガルシアが熊谷を抜いてゴール。終盤でスペインに1-3とリードされ、日本は追い込まれてしまう。この場面も、ミスとフィジカル負けでの失点。去年から日本守備陣の不安定さが指摘されていたが、その課題は残ったままのようだ。

残り時間で連続攻撃を見せる日本だが、得点は生まれず試合は終了。同格だったはずのスペインに、力負けしてしまったという印象だ。こんな内容では、オリンピックのメダル獲得など到底果たせそうにない。

次の試合、9日のイングランド戦では、もっと闘志を見せて戦って欲しい。

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