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レジエンドたちが驚いた Jリーグ伝説のプレーSP

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レジェンドの伝説プレー

コロナ禍のせいで、重苦しい日々が続く日本列島。もちろんJリーグもまだ再開の目途が立っていないが、だからこそ少しでも前を向ける番組をとNHKが提供。

それが3日に生番組として放送された、『一挙放送!レジェンドたちが驚いた Jリーグ伝説のプレーSP』。Jリーグ27年の名場面を、スタジオに呼ばれたレジェンドゲストたちが振り返る特別番組だ。

司会は芸能界で1、2を争うJリーグ通の平畠 啓史と、BS1『Jリーグタイム』キャスターの中川 絵美里。平畠はサッカータレントとしても1、2を争う地味さだが、なかなか堅実で安定した進行ぶりを見せる。

Jリーグの名場面を振り返るレジェンドは、前園真聖、福西崇史、中澤佑二、森岡隆三の面々と、名古屋からネット画面で参加した楢﨑正剛の5人。

まずはVTRで「技巧派ドリブラー」前園、「熱血派ボランチ」 福西、「ボンバーヘッド」中澤、「頭脳派ディフェンダー」森岡、「万能の守護神」楢﨑と各人のプレーが紹介され、レジェンドたちの語りが始まった。

外国籍選手の伝説プレー

ひとつ目のお題は【外国籍選手】。これまでJリーグにやって来た外国籍選手は約1500人。その中でレジェンドが驚いたストライカーが、「必殺!仕掛の玉手箱」アラウージョ、「絶妙!ズラしの達人」ラモン・ディアス、「クレバーな重戦車」ウエズレイ、「反則級!アフリカの至宝」エムボマといった面々。

鹿島の新人だった森岡は94年、デビューゲームとなった横浜M戦でディアスと対戦。絶妙のズラしテクニックに尻もちをつかされ、シュートを決められてしまった場面を語る。転びながら見たディアス凄技の残像が、いつまでも頭にこびりついていたそうだ。

だがやっぱり凄いのはエムボマ。あのパワー、身体能力、スピードは反則級、福西が当たりに行ってもビクともせず、どうにも止められなかったらしい。ベルマーレ戦で見せたリフティングからの人間離れしたゴールは、Jリーグ屈指のシュートシーンだ。

そして【外国籍選手】ファンタジスタ編で選ばれたのは、「鳥の目の司令塔」ファネンブルグ、「野獣の足裏」エジミウソン、「サンバの左足」ジーニョ、「ブラジルの貴公子」レオナルドの4人。

まさにその卓越したスキルで、日本のファンを沸かせた選手たち。中でも記憶に残るのは、鹿島vs横浜F戦、レオナルドによるリフティング4人抜きシュートのシーンだ。これは、Jリーグ20周年記念のサポーター投票で「ベストゴール」に選出された驚きのプレー。

当時フリューゲルスの選手としてこのプレーを見ていた前園は「スローモーションのようだった」と振り返り、ゴールを破られてしまった楢﨑は「まさかあのタイミングで撃たれるか」と苦笑いで語る。

新人選手の伝説プレー

続いては【新人選手 】。06~20年では、「小さなミラクルボディー」久保健英、「ハンパない万能ストライカー」大迫勇也、「切り裂きベイビー」香川真司を選出。93~05年では「オレ様のメンタル」本田圭佑、「ハマの精密レフティ」中村俊輔、「無敵のセンターバック」松田直樹、「クールな指揮官」中田英寿、「別格のファンタジスタ」小野伸二が選ばれた。

まだ若い久保を除き、いずれも日本代表の中心を担った特別な選手たち。新人の頃から存在感の違いを見せていたようだ。特に「生まれはアース」のあの男、高卒1年目から運転手やマネージャーを雇っていたとは。そりゃ「プロフェッショナルとは、ケイスケ・ホンダ」の名言も出ちゃうわな。

全員一致で選ばれたのは、天才肌のファンタジスタ小野伸二。沖縄にいる小野はスタジオと生電話、楢﨑から奪ったJリーグ初ゴールの思い出を語る。その会話の中で「ドリブルからのフィニッシュが凄かった」と小野から褒められた前園、口もとが緩みっぱなしだ。

最強チームの伝説プレー

そしてお題は、Jリーグ歴代の【最強チーム】へ。スタジオのレジェンドたちが挙げたのが、「タレント軍団」93・94年のヴェルディ川崎、「日本一のサイド攻撃」99年の清水エスパルス、「矢のような高速カウンター」12~15年のサンフレッチェ広島、「浪速の下克上軍団」14年のガンバ大阪、「“のらりくらり”のパスサッカー」17・18年の川崎フロンターレ、といった各チーム。

しかしそんな“最驚チーム”を抑え、満場一致のNo,1チームに選ばれたのが、「ハイレベルな個がハイレベルに連動」01・02年のジュビロ磐田。福西を始め、中山雅史、高原直泰、名波浩、藤田俊哉、服部年宏と日本代表級を揃えた豪華な布陣。

ひとたびボールを奪えば、自在のポジションチェンジで攻撃を展開。あうんの呼吸で華麗にパスを繋ぎ、ゴールを奪取するというハイレベルなサッカー。01・02年はともに26勝1分3敗という、無敵の強さを見せつけた。宿敵・鹿島アントラーズと覇を競っていた時代の、スーパーレジェンドチームだ。

まさかの伝説プレー

4つ目のお題は、【まさかの事件】。13年の松本山雅vs山形戦では、ゴールキックが強風に煽られ、相手側へまさかのゴールイン。04年の広島vs柏ではレイソルのGK南雄太選手が、フィードを失敗してのまさかのオウンゴール。09年の名古屋vs横浜戦ではストイコビッチ監督が、革靴でのボレーシュートでゴール直撃。

15年、ラモス監督率いるFC岐阜は3点をリードしながら、最後の12分で4点を奪われ、ヴェルディに大逆転負けを喫した「天国から地獄」の試合。去年は札幌のアンデルソン・ロペスが、広告裏の落差に気づかず2mを飛び降り肩を強打。それでも、そのあと2点を決めたというオチがついた。

そして福西は、08年現役最後の試合をラフプレーで一発レッド。ラストゲームは僅か28分で退場となり、Jリーガ人生の幕を閉じている。最後は中澤、08年の川崎戦でヘディングゴールを決めるも、後半にヘッドによるクリアが痛恨のオウンゴール。試合は1-1で終了したため、ゲームは中澤の「一人舞台」となってしまった。

オマケとして、人気絶頂期にあった前園の愛車「ピンクポルシェ」が懐かしい映像で登場。ひと笑いのあと、エンディングは小野伸二の神業動画「つま先、ビタ止めトラップ」に挑戦。「なんで止められるんだろう」と、改めて小野の凄さを実感するレジェンドたちでした。

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