サッカーの園SP Jリーグ好プレー珍プレー “前園時代”

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前園時代の好プレー、珍プレー

約4ヶ月の中断時期を経て、26日に再開したJリーグ。(J1は7月4日再開)それに合わせてBS1『サッカーの園~究極のワンプレー~SP Jリーグ好プレー珍プレー!』が放送された。前後半にわたっての特別企画・第1回目は、番組MC前園真聖が活躍した90年代 “前園時代” の名場面を、進行役を務める柴田英嗣とゲスト中澤佑二の3人で振り返る。

まず最初に紹介されたのは、前園21歳のときの伝説のプレー。95年の横浜フリューゲルスvsセレッソ大阪戦で魅せた、キレキレのドリブルゴールだ。PA前でボールを奪った前園は一気にドリブル開始、細かいステップで2人のディフェンダーに相次いで尻もちをつかせると、キーパーもかわして右脚ゴール。ワイルドなドヤ顔でキメる前園さんでした。

スタジオの前園は「キーパーをかわして打つまでをイメージしてた。細かいタッチと緩急への意識が随所に現れたプレー」と自画自賛。だがゲストの中澤は「ディフェンスがひどいですね」の辛口コメントを繰り出して番組開始。

カズ、アルシンド、福田正博

次に取り上げられたのが、“キングカズ” こと三浦知良のまたぎフェイント(シザーズ)。94年のヴェルディ川崎vs清水エスパルス戦、右サイドでボールを受けたカズはゴールへ一直線、待ち構えるDFを高速シザーズでかわし、右脚を振り抜いて鮮やかなゴールを決めた場面だ。

カズのシザーズに相手はなすすべ無し、分かっていても止められない必殺技だ。スピード、キレ、スタミナの三拍子が揃って初めて使いこなせるこの技は、まさにカズの豊富な練習量とストイックな体調管理から生まれたものだ。

そしてしばしの箸休め時間は、珍プレーや人気の外国人選手を案内するコーナー。Jリーグ初のオウンゴールが井原正巳だったのは意外なトリビア。柏GK南雄太の180度腕回転オウンゴールは、今でもコスられる名作珍プレーだ。懐かしかったのは「ドモダチナラ、アタリマエ~」のアルシンド、ユニークなキャラと落ち武者ヘアーで人気となりCMにも引っ張りだこだった。

そしてよく覚えているのは93年の浦和レッズvs鹿島アントラーズ戦。福田正博のJ初ゴールをレッズの選手が集まって大喜び、でもその間にプレーを再開され、あっという間に失点を喫してしまうという間抜けなシーンだ。

「選手が全員自陣のピッチに入った瞬間、試合が再開できる」というルールを知らずに、自陣に集まってはしゃいでしまった福田さんとレッズイレブン。主審に抗議するも、後の祭りだったという情けない次第だ。番組インタビューを受けた福田は「喜びすぎちゃいけない。それとルールは勉強しなさい」を今更ながら学んだらしい。

アントラーズとジュビロのライバル対決

後半の話題は、90年代半ばから2000年代始めまでJリーグを沸かせた2強、鹿嶋アントラーズとジュビロ磐田のライバル対決。中でも伝説となっているのが、01年の年間王者を決めるチャンピオンシップ第2戦の試合だ。

プライドを懸けた戦いを語るのが元磐田福西崇史と、“サッカー界の鶴太郎” こと元鹿島の名良橋晃。互いに「嫌なチーム、燃えますよね」「熱いんですよ!、バチバチ感ていうのか」と当時の想いを振り返る。

前半25分、鹿島の小笠原満男が壁越しを狙った左コーナーへのFK、それを磐田キーパーのヴァン・ズワムがファインセーブで弾く。さらに名良橋のクロスから中田浩二が、そして本山雅志のスルーパスから柳沢敦がシュートを放つが、いずれも外れてしまう。

一方の磐田もフリーになった藤田俊哉がヘディングで合わせるが、秋田豊の冷静な対処で塞がれ無得点、一進一退の攻防が続いた試合は0-0のまま延長戦へ入る。そして延長前半の10分、あの「伝説のフリーキック」が生まれた。

前半と同じ左20mの位置にFKのチャンスを得た鹿島。小笠原は短い助走から右脚一閃、ボールはヴァン・ズワムの逆を突いてゴール右隅に吸い込まれていった。当時は延長Vゴール方式、小笠原の一振りで2連覇となる年間チャンピオンを決めた劇的シーンだ。

もう一つのビックマッチは、02年の2ndステージ終盤での対戦。延長の終了間際、味方ブロックの跳ね返りを素早く拾った福西がドリブルからのインステップ・シュート、鮮やかにGKの右を突き破り延長Vゴールとなる。これで磐田は同年前後期ステージ完全制覇を達成したのだ。

ボールを受けてからゴールまでの5秒間にいくつかの可能性を考えたという福西、元ブラジル代表ドゥンガの「頭と体は常に動かしておく」という教えを実践した、大一番で生まれた会心のゴールだった。

前園は2チームの強さについて「自分たちのサッカーがはっきりしている」と分析、中澤は「ジュビロに関しては選手(中山、高原、名波、藤田ら)がすべて、もう止めれない」と絶賛だ。若い有望選手がどんどん海外でプレーするようになった今では、もうこんなチームは現れないだろうと思うと少し残念。

浦和レッズの悲劇

Jリーグといえば、毎年繰り広げられる熾烈な残留争いも見所のひとつ。その中でも最も印象深いのが、J1-J2の入れ替え制が導入された99年、浦和レッズ最終節の試合だ。残留を懸けサンフレッチェ広島との試合に臨む浦和。だが残留を争う他会場のライバル・ジェフ市原が勝点3を得たため、浦和は90分以内での勝利(延長での勝利は勝点2)が絶対条件となる。

しかしゴールネットを揺らすことなく、0-0のまま90分が終了。浦和のJ2降格が決まってしまったが、引き分けがない当時のルールで、Vゴール方式の延長戦が続く。意味のなくなったゲームで虚しくボールを追いかけるレッズの選手たち。延長後半の1分、ペトロビッチの上げたクロスに福田が詰めて、Vゴールの決着となる。

しかしゴールを決めた福田に喜びの表情はなく、抱きついてきた池田学に応えることなくその両腕をふりほどく。涙する福田に「来年あがってくればいいじゃないですか」と励ましの言葉をかける広島の森保一。Jリーグ史上最も切ない「笑顔なきVゴール」の名場面だ。

小野伸二の天才的プレー

前半最後の話題として3人が語るのが「黄金世代」の中心、小野伸二選手の天才的プレー。あの柔らかなボールタッチとトリッキーな技で魅せるプレーは、まさに予測不能のオリジナルスタイルだ。そんな彼の特徴がもっとも表れたのが、フェイエノールトから浦和に復帰した06年の鹿島戦で披露した「究極のプレー」。

PA前でパスを受けた小野は、右足アウトサイドの絶妙なループシュートでゴール。PC画面でこのプレーを観ていた川口能活も「足首のつくりがどうなっているんだというキック」と苦笑いするしかない。前園によれば、右足アウトサイドでボールを浮かせるのは至難の業。それをいとも簡単にやってのけるのが小野の凄さだ。

ということで “前園時代” の前半は終了。来週は2000年以降の “中澤時代” を語る後編で、異生物プレイヤー久保竜彦の登場など、これまた見逃せない内容だ。

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