日曜劇場「半沢直樹」第4話




前半のクライマックスを迎えた『半沢直樹』の第4話は、【ついに暴かれる真相!? 半沢、絶体絶命!負ければ再出向の逆境から倍返しなるか!! カギを握るは因縁の男、勝ったのは大和田!?】の巻。もう煽りだらけの副題で、何が何だか分かりません。

銀行では大和田取締役の後押しもあり、スパイラル買収の資金として500億もの追加融資が決まろうとしていた。強力な資金力を持つメガバンクを相手に打つ手のない半沢。そんな中、半沢は電脳の子会社・電脳電設に重大な秘密が隠されていることに気がつく。

しかし秘密の鍵を握る財務係の玉置はこつ然と姿を消してしまい・・・、そして追い打ちをかけるように半沢に再出向の噂が。タイムリミットとなる東京中央銀行役員会まで残りわずか!ついに覚悟を決めた半沢は、最後の望みをかけて因縁の宿敵・大和田のもとを訪れる。


姿を消した玉置の行方を追って、電脳電設のある静岡県富士宮市に趣く半沢たち。雲のかかった雄大な富士山をバックにしたワンカットを撮るため、わざわざ静岡にまでロケに行くなんて、力入ってんなあ。

大和田の意を受けて動いていたと思われたが、実は三笠副頭取側に寝返っていた伊佐山。問い詰める大和田に向かって「アンタのした土下座のせいだ!くだらん土下座のせいだ!つまらん土下座のせいだ!土下座、土下座が全てを潰したんだ!」と伊佐山は感情を露わに。

挙げ句の果てには「土下座野郎」って、大阪じゃあ挨拶のようにやってまんがな。ねちっこくて気味悪いわー、伊佐山。と思わせるほどの、今週一番の見せ場でした。そしてその様子を、こっそり扉を開けて覗いていた渡真利さん。いや立ち聞きって、朝ドラじゃないんだから。

半沢は最後の望みをかけ、伊佐山に裏切られた大和田の元へ。「力を貸していただけませんか」と宿敵から協力を頼まれた大和田は「死んでも嫌だねえー!」と断固拒否の姿勢。しかし半沢は実力行使で大和田の前に立ち塞り、捨て身の説得を試みる。まさに二人のにらめっこ対決は、“般若面 vs 鬼面” 級のド迫力。笑ったら負けの勝負も、ここは引き分け。

そして翌日、500億円の追加融資を決める役員会議が開始。伊佐山の説明で融資が決まりかけたその時、大和田が手を上げて「ちょっと待て」、ここで半沢が満を持しての登場だ。宿敵・半沢に協力する大和田の心の葛藤を、香川照之が分かり易いまでのクサさで表現。前半屈指の名場面となった。

半沢にその悪事と不手際を暴かれ、万事休すとなった伊佐山。すると不利を悟った三笠副頭取は、保身をはかるため伊佐山へ「半沢くんに侘びろ。侘びろっ、伊佐山!」。観念した伊佐山は「クぅーッ! まこっとにいー、あいー、すぅいー、まあー、せんでし、したァー」と詫び芸で笑わせにかかる。

そんな至芸を間近に見ながら、顔をこわばらせて吹き出しそうになるのをたえる半沢。とにかくガマンガマンで、二度目のにらめっこは「お前の勝ちー」。先週までワンポイント敵存在だった香川さんも、今週は猿之助さんを上回る怪演で大活躍。もはや日本のホアキン・フェニックスだ。

こうして半沢はめでたく東京中央銀行に復帰、さっそく中野渡頭取から帝国航空再建の大仕事を任される。そしてその半沢の前に、700億もの融資をチャラにしようとする政界の巨大な壁が立ち塞がる。次に倍返しされるのは、「女帝・小池百合子」(江口のりこ)か「政界の実力者・二階俊博」(柄本明)か。

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