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BS1「レジェンドたちが驚いた ゴルフ伝説のプレーSP」

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日本オープンのレジェンドたち

国内最高峰のメジャー大会、日本オープンゴルフ選手権(15日~18日)と、日本女子オープンゴルフ選手権(1日~4日)の開催を控え、BS1で26日に『レジェンドたちが驚いた ゴルフ伝説のプレーSP』が放送された。

司会進行はゴルフ大好き芸人のココリコ遠藤章造と、宮里藍の追っかけリポーターで知られた安藤幸代。そしてゲストにはマスターズの解説者・中島常幸と、去年シニアツアー入りした深掘圭一郎、五輪代表コーチの服部道子、ツアーからの撤退を表明した諸見里しのぶ といった、ナショナルオープン優勝者がスタジオに集まった。

この4人のゲストが語るのは、日本オープン(女子オープン)で演じられた伝説的プレーの数々。AONや岡本綾子、宮里藍などレジェンドたちの懐かしい映像も満載の内容で、そのスゴ技と劇的勝負のゆくえを解説する。

レジェンドたちのスーパープレー

まず最初は【レジェンドたちが驚いたスーパーショット】のコーナー。08年の大会で2位となった当時18歳、石川遼の「新時代を告げる攻撃ゴルフ」。

作シーズン新星の如く現れた「ほほえみをまとった勝負師」渋野日向子の果敢な攻め。6年連続賞金女王で04年チャンピオン不動祐理の「正確無比の外さないショット」。尾崎将司の89年大会「神業 超繊細なバンカーショット」の4つを紹介。

次のコーナーは【レジェンドたちが驚いたパッティング】。17年大会・畑岡奈紗の「複雑なラインを攻略する、グリーン上の蛇使い」。16年大会・松山英樹の10mものパットをジャストで沈める「パーフェクトタッチ」。片山晋呉の14年大会での「同じ日に、変幻自在の違う握り」。13年大会・宮里美香の「土壇場での勝負強さ」が取り上げられた。

3番目は【レジェンドたちが驚いた記録】。42歳で女子オープン初制覇、46歳でその最年長優勝記録を更新した岡本綾子。もう誰も使わなくなったパーシモンで99年に優勝した「-30ヤード 木製にこだわった最後の女王」村井真由美。05年大会、その圧倒的人気で最終ホールの「2万人の大移動」を生み出した、宮里藍の記録が語られる。

青木、尾崎、中嶋の3強時代

そして今回のメインコーナーが【レジェンドたちが驚いたライバル関係】。80年代半ばから90年代半ばの時代は、青木功、尾崎将司、中島常幸( AON )の3者が覇を競った男子ゴルフの全盛期。現に日本オープンでは85年~94年まではAONの3人でタイトルを独占している。

86年の大会最終日では、最後の3ホールでAONが三つ巴の優勝争い。まずは尾崎が18番でバーディーを決め-3でホールアウト、しかし続く中島も最後に勝負のパットを沈め-4、首位に立った。そして追いかける青木のプレーオフを懸けたパットは、僅かに外れて中島の優勝となった。

翌87年は、青木が最終ホールでパットを沈めて中島の3連覇を阻止。優勝を決めた青木は、視線の先・中島へ向けて渾身のガッツポーズ、前年に勝負どころのパットを外した雪辱を果たす。88年は尾崎が14年ぶりの日本オープン制覇。優勝を決めるたった50㎝のパットに、尾崎は腕が痺れて2回の仕切り直し。まさにナショナルオープンの重みを物語る名場面だ。

スケール、技、個性、実績、人気と突出した力を持つ3人が覇を競った、男子ゴルフの輝ける時代。いまはなんだか全体的に選手が小粒化していて、試合を見てもワクワクしないのが少し淋しい。AONの衰退と宮里藍の出現で、いまや人気でも女子ツアーに逆転されてしまった。

「宮里藍チルドレン」の活躍

一方、黄金世代・プラチナ世代らの「宮里藍チルドレン」が百花繚乱、最も華やかな時代を迎えた現在の最強女子に選ばれたのは、アメリカツアーで活躍中の畑岡奈紗。アマチュア時代、史上最年少の17歳で女子オープン初制覇。それからの4年間で優勝3回、2位1回を誇る若き実力者だ。

彼女の強みは、迷いのないパッティングと精度の高いショット。そのプレーを支えるのが強靱な下半身と、ミスを引きずらないメンタル。海外メジャーこそ同世代の渋野に先を越されてしまったものの、彼女がビッグタイトルを手にする日は遠くないだろう。

最後は、アマチュア時代に日本オープン(女子オープン)で活躍したレジェンドたちの初々しい姿を紹介。天真爛漫にラウンドを楽しむ古閑美保、当時まだ細身ながら高い実力を見せた松山英樹、個性的なスイングが印象的な横峰さくらなど、若き日の映像がなんだか微笑ましい。

今年は無観客開催となる日本ナショナルオープンだが、中身は熱いものを見せて欲しい。

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