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「しくじり学園 お笑い研究部」ジョイマン

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【ジョイマンとは何なのかを考える】

独特のラップネタで一世を風靡、2008年に大ブレイクしたお笑いコンビのジョイマン。しかしその人気から12年、一発屋芸人の仲間入りをしたまま再び上昇することもなく、今や世間からは忘れられた存在となってしまった。

今週の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』は、ネット配信番組『しくじり学園 お笑い研究部』の地上波放送版、【ジョイマンとは何なのかを考える】。ジョイマン再生に必要なものとは?、人々の記憶に残るにはどうしたら?、をスタジオの研究生たちで考察する。

教室に集まったのは、担任のオードリー若林に顧問のアルピー平子と酒井。生徒にはハライチ澤部、ノブコブ徳井、櫻坂46松田里奈といった面々。まずは挨拶がわりにジョイマンのラップネタを披露。

今のジョイマンに足りないもの

「あーあ、今日のデートどこ行こうかな」とツッコミの池谷 和志、そこへボケの高木 晋哉が「ヒウィゴー、カモン」のリズムから「なななな なななな 7の次ハッチー。いきなり出てきてごめーん  まことにすいまめーん」とラップ調の登場から池谷の「なんだこいつ~!」でまずはひと笑い。

ネタは脱力系の笑いが今でも面白いんだけど、芸人としてもう一つ先のステージに進むには何かが物足りないジョイマン。クイズ番組でコンビ名を思い出して貰えず、軽いパニックに陥り、「自分たちは本当に存在していたのか、Twitterで問いかけるようになった」と不安を訴える二人。

今回はスタジオの皆で、〈 二度と忘れられないネタと 今のジョイマンに足りないもの 〉を考え、生まれ変わったジョイマンに最期、新ネタを披露してもらおうというのが番組の趣旨。「記憶に残るようなネタがいいな」という高木だが、「記憶に残るようなネタって、誰の何?」と徳井が厳しく問いかける。

「それが分かっていたらここに来ていない」と戸惑う高木に、徳井は「そんなネタ、無いんじゃない?」と一刀両断。「オードリーもハライチも形を変えてるから生き残っている。ラップネタだけで生き残ろうなんて考えが甘いんじゃない?」の意見でさらに詰め寄る。

その意見には「ラップネタを捨てるのは難しい。普通のネタや漫才をやってもウケないので、どうしてもラップネタに戻る」と池谷。だが徳井は「新作を生み出さないなら、辞めれば?」と辛辣な言葉が止まらない。

メカジョイマンの惨劇

「マイナーチェンジも結構試した。メカジョイマンとかデスメタルジョイマンとか」と高木。「メカGO、メカGO、メカメカ メカメカ メカメカめかぶー」「ヒウィゴー、トゥー ヘル。デスメタル デスメタル 好きなソースはタルタル」のネタには、一同の失笑とともに微妙な空気に。

「きれいに尻すぼんでいったね」の若林のツッコミに、「システムは一緒」と澤部、徳井はただただ怖い顔で見つめるだけだ。これはもうマイナーチェンジというより、迷走していると言うべきかも。

「二人ともスベるの怖がって今のネタもちゃんとやってないし、池谷はツッコミもしない」と的を射たコメント。さらには「ウケるというのはスベっても出て行くことの積み重ねだから、それが出来ないなら辞めて頂くしかない」と容赦のない言いよう。

澤部の「結構な事を言われているのに、二人の熱い返しが無い」の指摘には、「もう一回売れたいというのがなくなっちゃってる」と高木。これに徳井は「もう帰ってもらうしかない」と呆れ顔、酒井からも「池谷さんのツッコミが手を抜いている」、平子からは「いつもの言葉の羅列で、セリフ自体が死んでいる」と厳しい意見が続く。

「なんだよ こいつ!」で再ブレイクを

次は【本音でお互いの心境を話し合い】のコーナー。高木が「相方のキャラをもっと立たせたい。『なんだこいつ』でブレイクするとか」と言うと、徳井は「『なんだこいつ』でブレーク?、12年もやってるのに流行んないよ」と否定的な意見。

池谷の「今はネタしかやってないから、『なんだこいつ』を使う現場がない」の言い訳には、「いやいや、いくらでも使う場面はあるよ。今日でさえこれだけ言ってんだから、『なんだこいつ』って言えたでしょ」と徳井。池谷が「今は別なんですよね」と言うと、徳井はすかさず「なんだよ こいつ!」、見事な返しでした。

若林の「松田さんに『なんだこいつ』をやってみれば」の提案を受け、池谷はまず「好きな食べ物とかありますか?」の問いかけ。「野菜が好きです」と普通に答える松田さんに「野菜の何が好きですか?」と続ける池谷。

「トマトが好きです」「嫌いな食べ物は?」「レバーが嫌いです」「じゃあ、えー」の堂々巡りに、「えっ、心理テスト? 3ターン何も起こらないは困る」とツッコむ若林。澤部は「好きな食べ物聞いたのに、ジャンルで答えてきたー」とさすがの模範解答。徳井は「質問の選び方に、芸人としてのセンスがない」と根本からの否定だ。

ツッコミは魂

なおも「ネタしかやってこなかったから」と言い訳する池谷に、相方の高木は「嘘をついている」、酒井は「キレイごとばっかり言っている」、平子は「それを聞いてショックじゃないなら、マジで終わりだぜ」と厳しい意見が続々。

ある日ジョイマンの二人が衝突し、怒った池谷から「お前は神かよ!」の言葉が出たという高木の話に、徳井は「良いツッコミじゃん。こういうのが出たらいいんだよね」、平子は「俺たちは池谷の人間味が見たいんだ」、澤部も「ツッコミってほんとに魂だから、文言関係ない」と、方向性が見えてきた様子。

そこで若林がイジリ役として参加、最期に新生ジョイマンの3人によるネタを披露する。すると高木のボケと池谷のツッコミに、若林のイジリが加わって笑いがパワーアップ、見ているみんなも大笑いだ。平子の「元々ツッコミじゃなく、ダブルボケだったんだ」の解説に、「だからそうか。スッキリした」と一同納得。

「めちゃくちゃ楽しかった」と言う池谷だが、澤部「ジョイマン自体は何も変わってないじゃん」の言葉通り。まだまだジョイマンの低空飛行は続きそうだが、これがいいきっかけになればね。

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