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全米プロゴルフ21′ ミケルソン優勝

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ミケルソン 史上最年長優勝

今シーズンのメジャー第2戦、第103回・全米プロゴルフ選手権の最終日が23日(日本時間24日)に行われ、大ベテランのフィル・ミケルソンが史上最年長で2度目の優勝を果たした。

大会が行われた会場は、サウスカロライナ州にあるキワアイランドリゾートのオーシャンコース。名匠ピート・ダイがデザインしたオーシャンコースは、キワアイランド島にある5つのコースの1つで、大西洋の海岸線を望めるように設計されている。砂浜につくられているため、砂地とバンカーの区別がないというちょっと変わったコースだ。

松山選手はスコアを伸ばせず

今年のマスターズチャンピオン松山英樹選手は、3日目の前半を2位タイで折り返し、メジャー大会連覇の期待が膨らんだが、後半に失速。13番でダブルボギーを叩くなど、6打を落として第3ラウンドは76のトータル1オーバでフィニッシュ。

順位は23位まで急降下して、首位ミケルソンとの差は8打に開いてしまった。最終日もスコアを伸ばせず、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72。23位タイでのフィニッシュとなった。

松山選手はマスターズ制覇後の隔離期間もあって1ヶ月クラブを握らず、今回が復帰2戦目。左肩を気にする様子も見かけられ、日米を往復した疲労もあって決して体調は万全ではなかったようだ。

最後は手荒い祝福

7アンダーの単独首位で最終日をスタートしたミケルソンは、出入りの激しい内容ながら前半をイーブンパーで折り返した。5番のパー3ではティーショットを砂地に打ち込むも、見事なリカバリーショットでバーディーを奪っている。

後半は1つスコアを落とすも、難コースに悪戦苦闘する「メジャーハンター」のブルックス・ケプカや、ルイ・ウェストヘーゼンらの追撃を振り切り、16年ぶりに全米プロチャンピオンとなった。

50歳でのメジャー優勝は史上最年長、13年の全英オープン以来8年ぶり6つ目のメジャータイトル獲得。最後の18番ホールでは、コースになだれ込んだギャラリーにもみくちゃにされるという、手荒い祝福を受けている。

「無冠の帝王」と呼ばれた人気選手

ミケルソンはアマチュア時代の91年にPGAツアー初優勝。92年のプロ転向後も順調に勝ち星を重ね、卓越したアプローチ技を持つレフティーとしてエリート街道を進んだ。

その一方でショートパットに難があり、メジャー優勝を逃し続けて「無冠の帝王」と呼ばれる時期もあった。5歳年下のライバル、タイガーウッズにも先を越され、04年のマスターズでようやく初のメジャー優勝を果たしている。

ツアー初優勝から30年目の大ベテラン、フィル・ミケルソン選手。これまで優勝44回を誇る米ゴルフ界屈指の人気者であり。来月に行われる全米オープンでの「グランドスラム」達成が期待される。

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