JリーグYBCルヴァンカップの決勝が30日に埼玉スタジアムで行われ、名古屋グランパスが4年ぶり2度目の優勝を目指したセレッソ大阪を2-0で破り、大会初優勝を飾った。
前半は多彩な攻撃を見せるセレッソが優位に試合を進めるも、グランパスは粘り強く守って相手の得点を許さなかった。
そして0-0で折り返した後半の47分、左CKのチャンスに前季までセレッソに在籍した柿谷曜一朗がニアで触ってコースを変え、ファーで待ち構えていた前田直樹が頭で合わせてグランパスが先制点。
さらに79分、FWシュビルツォクのシュートが相手GKに弾かれたところを、詰めていた稲垣祥がシュートを叩き込んで追加点を決める。
このまま逃げ切ったグランパスが2-0の勝利。ルヴァン杯では初めての決勝進出で、初制覇を成し遂げた。
大会MVPに輝いたのは追加点を挙げた稲垣選手。準決勝のFC東京戦・第2レグでは、敗戦濃厚の中で値千金の得点を挙げるなど、ボランチながら5試合4得点の活躍で文句なしの受賞だった。
グランパスは現在天皇杯でもベスト8に進んでおり、タイトル2冠の可能性を残している。ストップ・ザ・川崎の候補のひとつとして今後の躍進が期待される。
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