スポンサーリンク
スポンサーリンク

「サッカーの園 ~究極のワンプレー~」背番号10

スポンサーリンク
スポンサーリンク
エースナンバー10の魅力

究極のワンプレーを選ぶBS1『サッカーの園』、今回のテーマは【背番号10】。ピッチの上でひときわ輝くエースナンバーには、それを背負うプレーヤーのこだわりが秘められている。

「チームの顔」となるナンバーテンの魅力を語るのは、ジュビロ磐田の黄金期を築いた「10番」藤田俊哉さんと、なでしこの「10番」澤穂希とクラブや代表でプレーをともにした大竹七未さん。

そして今回は準レギュラーの中澤佑二さんが参戦。ディフェンダーながら、高校時代は10番をつけていたという意外なエピソードを披露する。

本題へ入る前に恒例となった前園さんのコーナー。背番号7の印象が強いが、2000年の湘南時代に背番号10をつけてプレー。なんとも貴重な映像が見られました。

日本のファンタジスタ、中村俊輔

最初のエントリーは、Jリーグ史上最年長の「10番」にして日本が誇るファンタジスタ。今も43歳の現役で司令塔を司る中村俊輔選手。

自ら「背番号でサッカーをする」と明言するほど、10番に強いこだわりを持つ中村選手。ゲームメーカーとして大事にしているのは、試合のリズムを変えるということ。

90分のゲーム中に仕掛けを施し、相手を食いつかせてから、ここぞの場面でビッグチャンスを生み出す伏線回収が得意技。テクニックだけではなく、こうした駆け引きでチャンスをつくるゲームメイク術が中村選手の真骨頂だ。

中村選手自身が選ぶ【究極のワンプレー】が、99年に旧国立競技場で行われたシドニー五輪・アジア最終予選のカザフスタン戦。

勝てば五輪出場が決まるこの試合、前半にリードを許した日本は、後半の70分に平瀬智行のヘッドで同点。そのあとカザフは、引き分け狙いで守りを固めてきた。

膠着した中で細かくパスを繋ぎ、攻めのタイミングを窺う日本。その86分、機を見て俊輔がセンターライン付近から前線へ一気のロングパス、そこで抜け出した平瀬が逆転弾を叩き込む。このあと俊輔自身が鮮やかなFKを決めて試合は3-1の快勝、みごと予選全勝で五輪出場を決めた。

まさにワンプレーで戦況を一変させる日本の10番、中村俊輔が魅せた「リズムを変えるラストパス」だ。

なでしこの10番、澤穂希

2番目のエントリーは、なでしこの絶対的10番、澤穂希。11年の女子W杯で優勝の立役者となり、日本人初のバロンドール(正確にはFIFA年間最優秀選手賞。バロンドールに女子部門が設けられたのは18年から)を受賞。男女を通じて代表歴代最多となる83ゴールを記録したレジェンド中のレジェンドである。

彼女の10番としてのありかたは、背中でチームを引っ張るキャプテンシー。12年のロンドン五輪・準決勝ではフランスに押し込まれる中、体を張った守備で仲間の奮起を誘い、チームを日本女子初となる銀メダルに導いた。

そんな澤の【究極のワンプレー】は、もちろん11年女子W杯・ドイツ大会の決勝、アメリカ戦の歴史的ゴール。世界ランク1位のアメリカ相手に日本も必死の応戦、だが後半67分にモーガンのゴールで先制を許してしまう。

これまで日本はアメリカに勝利したことがなく、選手たちの動揺は隠せなかったが、キャプテンの澤はそんなチームメイトに「諦めるな、行こう」と声かけで鼓舞。すると終盤に入った81分、永里からのクロスを丸山が潰れながらも繋ぎ、そのこぼれ球を宮間が押し込んで同点。勝負を延長に持ち込んだ。

延長前半の14分、モーガンの上げたクロスをワンバックが頭で合わせて1-2。日本は再び窮地に追い込まれた。だが諦めないなでしこたちは延長後半に反撃を開始、終了3分前に右CKのチャンスを得る。

そして宮間が放ったニアへのクロスに、相手マークを振り切った澤がつま先でのシュート、劇的な同点弾がゴールを突き刺した。このあと日本はPK戦を制し、初の世界女王に輝く。

最後まで諦めない澤の執念が生んだ、「背中で魅せた!起死回生のゴール」で掴んだ栄冠だった。

ジュビロ磐田・黄金期の10番、藤田俊哉

3番目のエントリーはスタジオゲストの藤田俊哉さん。ゲームメークよりもゴールへの嗅覚を武器とする10番タイプの選手だ。そんな藤田さんをVTRで語るのが、高校時代から彼のプレーを近くで見続けてきた名波浩さん。

チャンスの場面でいつの間にか姿を現し、一番いい形でゴールを決める藤田さんのプレーを、名波さんは「蜂の一刺し」と表現。そして「ひらめきとともに、ゴールへの道筋を描くような10番。天才としか言いようがない」と賛辞を送る。

その「蜂の一刺し」が際立ったのは、歴代1位の記録となる延長Vゴール9得点。最後の一刺しを狙い、延長戦で何度も走り続けた結果で生まれた記録だ。

そんな藤田さんの【究極のワンプレー】が、99年の鹿島アントラーズ戦。当時Jリーグで2強を誇ったライバル対決のゲームだった。一進一退の攻防が続いた延長後半の6分、服部からのロングボールを中山ゴンが頭で折り返し。突然ゴール前に現れた藤田が「勝利をもたらす蜂の一刺し」でトドメを刺した場面だ。

強豪鹿島の10番、本山雅志

次に登場したのは、強豪鹿島の10番をJリーグ最長となる14年間(02年~15年)背負ってきた本山雅志。現在マレーシアでプレーする本山選手、切れ味鋭いドリブルを代名詞とするが、敵をあざむくノールックパスも得意にしていたとのこと。

その【究極のワンプレー】が、10年の鹿島 vs 横浜FMの一戦。ゴールを背に味方からの縦パスを受けた本山選手は、ボールをまたぎヒールでのノールックパス。後方で反応した興梠選手がゴールを決めた場面だ。

マレーシアでも10番を背負い続ける本山選手の「遊び心あふれるノールックパス」が4番目のエントリーとなった。

アルビレックス新潟の若き10番、本間至恩

そして最後に紹介されたのが、現在Jリーグで最も若い21歳の10番、アルビレックス新潟の本間至恩選手。得意のドリブルを駆使しながら、左サイドで起点をつくる現代的な10番だ。

その【究極のワンプレー】が、今シーズンの新潟 vs 大宮の試合。新潟が先制するも大宮に追いつかれ、苦しい流れとなったときに、本間選手が「左サイドからのカットイン」で決勝ゴール。チームを勝利に導いた。

この5つのエントリーの中から、選考委員長の前園さんが【究極の背番号10】に選んだのは澤穂希さん。日本を世界一に導いた業績、ドラマ性、インパクトと、どれを取っても文句のないところ。ゲストである藤田さんへの忖度が無かったのも、まあしょうがないよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました