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「令和3年度 NHK新人お笑い大賞」

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若手お笑いタレントの登竜門

リニューアルから8回目となる演芸コンクール番組『NHK新人お笑い大賞』の令和3年度大会が、10月31日にテレビ生中継された。

若手お笑いタレントの登竜門となるこの大会、東京・大阪で開催された予選会には311組が参加。その中から激戦を勝ち抜いた8組が、NHK大阪ホールの舞台でネタの真剣勝負を行った。

司会は今回が8年連続となるフットボールアワー。審査員を務めるのは、西川きよし、渡辺正行、清水ミチコ、ますだおかだ・増田英彦、笑い飯・哲夫、YOU、大林素子といった面々。

接戦のAブロック

Aブロックのトップバッターは漫才コンビの “素敵じゃないか”。無観客かと思うほどしばらく笑い声が聞こえず、全然素敵じゃないだろうの結果。

2番手には結成3年目の女性コンビ、“ハイツ友の会” が登場。ダークな雰囲気を醸し出すこのコンビ、絵に描いたようなローテンションで独特の漫才を披露。なんとも言えない不思議な後味を残しました。

3番手に現れたのは、トリオコントの “トンツカタン”。各コンテストで実績を残す実力派は、場慣れした安定感で観客の笑いを誘った。

ブロックの最後は、新型コロナ感染で欠場となった “隣人” に代わり、繰り上げ出場となった “丸亀じゃんご”。結成7年目ながらまるでベテランの趣き、正統派の達者な漫才だが新味に欠けるのが難点。

審査員7人による投票は、女性コンビの “ハイツ友の会” が男性陣の3票、男性トリオの “トンツカタン” が女性陣の3票を獲得するという興味深い結果。“素敵じゃないか” に投じたきよし師匠の再投票により、“ハイツ友の会” が決勝進出となった。

独擅場となったBブロック

Bブロックの1組目には、東京予選を勝ち抜いたモンローズが参上。ツッコミ担当・宮本勇気の熱血キャラが暑苦しいが、審査員からはなかなかの好評価を獲得。

続いて登場したのは、先日の『キングオブコント2021』でも好成績を残した “ニッポンの社長”。そこにいるだけで可笑しさを醸し出す “ケツ” のパーソナリティーがとにかく秀逸、それを相方の辻がフラットな受けで引き出している。

Bブロック3組目には、2度目の出場となる “チェリー大作戦” 。それなりにキャラがあって面白いんだが、今ひとつ飛び抜けたものも感じられず、ややありきたり。

大トリを飾るのは、バラエティーでの実績・知名度ともに出場者No.1を誇る “ミキ”。さすがの貫禄で観客や審査員を惹きつける風格を見せつけたが、今さら感が漂ったのも確か。そしてBブロックの投票が行われ、“ニッポンの社長” が満票の指示を集めて決勝に進出した。

決勝ステージの結果

不思議な漫才でAブロックを勝ち抜いた “ハイツ友の会” は 、決勝ステージを料理のコントで勝負。しかし漫才のときほどの風味に欠け、ややインパクトが弱まってしまった印象。

後攻の “ニッポンの社長” は、盤石のコントで本日一番の笑いを引き起こす圧巻の内容。ここでも審査員の満票を集め、文句なしの優勝となった。

こうして念願の日本一タイトルを手にした “ニッポンの社長” だが、前年優勝の “令和ロマン” はいまだブレイクの兆しなし。まだまだ売れっ子芸人への道は遠い。

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