W杯アジア最終予選のベトナム戦が11日にハノイのスタジアムで行われ、日本が1-0で辛勝。オマーンが中国と引き分けたため、グループ3位に浮上した。
飛行機トラブルで欧州組の合流が遅れるというアクシデントに見舞われながら、スターティングメンバーは右SB(酒井 → 山根)以外、前回と同じ顔ぶれで試合は始まった。
開始5分に南野が絶好のシュートチャンスを得るが、デコボコピッチが影響したのかボールはバーを大きく越えていった。それでも前半の17分、大迫のポストプレーから南野が抜け出し中央へクロス。これをファーサイドに走り込んだ伊東が、左足で合わせて先制点を決める。
40分にはカウンターから伊東が一気に前線突破、Pエリアまで持ち込んで豪快なシュートを叩き込む。しかしこれはVAR判定となり、シュートコースにいた田中がプレーに関与していたと判断され、オフサイドでゴールは取り消された。
しかしVTRで見るとかなり微妙な判定。これで勢いを削がれてしまったのか、日本はいまひとつ見せ場をつくれず無得点。終盤には途中出場の柴崎が2度惜しいシュートを放つも、これは相手キーパーの好セーブに防がれてしまった。
試合は1-0と勝利したものの、格下相手に大量得点の欲しかった日本には物足りない結果。それでもオマーンが中国と1-1と引き分けたため、勝ち点を9に伸ばした日本はグループ3位に浮上。サウジアラビアとオーストラリアの上位対決も引き分けに終わり、日本との勝ち点差も縮まった。
次の試合は16日のオマーン戦。ここでホームの初戦で敗れた借りを返し、残りの試合に弾みをつけたいところだ。
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