スポンサーリンク
スポンサーリンク

令和3年度 天皇杯準決勝

スポンサーリンク
スポンサーリンク

12日、令和3年度天皇杯準決勝の2試合がそれぞれ観客数制限なしで行なわれ、大分トリニータと浦和レッズが決勝進出を決めた。

観客2万5千を集めた等々力競技場では、J1王者・川崎フロンターレとJ2降格となった大分トリニータの戦い。

大分はベースの3バックから戦略的4バックに変更しての勝負。チーム全員の粘り強い守りで川崎の猛攻を耐え抜き、トレヴィサン、ペレイラのCBコンビが川崎エース、レアンドロ・ダミアンに仕事をさせなかった。

試合終盤に迎えた再三のピンチも、大分GK高木駿が好セーブを連発。川崎に得点を許さず、試合は0-0のまま延長戦に突入する。

しかし延長後半の8分、小塚和季の折り返しを途中出場の小林悠が右足で蹴り込み川崎が先制。この時点で勝負は決まったかに思えた。

だが最後まで勝負を諦めない大分はパワープレーを敢行。試合が終わろうとしていた延長後半の16分、下田北斗が送ったクロスを、前線に上がっていたDFトレヴィサンが頭で合わせ起死回生の同点弾。決着はPK戦へともつれ込む。

PK戦は3-3でサドンデスとなり、先攻の大分は続く2人が成功。そして川崎7人目の山根視来が蹴ったキックを、守護神・高木駿が右手を伸ばしてナイスセーブ。降格組の大分がジャイアントキリングを成して決勝へ進んだ。

浦和レッズ対セレッソ大阪の試合は、埼玉スタジアムに3万1千人を集めての戦い。前半29分、今季の浦和退団が決まっている宇賀神友弥が先制弾。後半44分には小泉佳穂のダメ押し点で勝負を決めた。

今季で現役を引退する大久保嘉人は先発出場。前半6分にはチーム初シュートを放ち、41分には右からのクロスに飛ぶむなど最後まで戦う姿勢を見せたが、いい形がつくれないまま後半19分にベンチへ下がった。

試合はセレッソ0-2の完敗。大久保は「C大阪は無駄に力を使っている。負けて当然の内容」と、らしさ全開のコメントでチームに苦言を呈しながらも、サバサバとした様子で21年間のプロ生活を終えた。

こうして大分 対 浦和の組み合わせとなった天皇杯決勝は、19日(日)に国立競技場で行なわれる。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました