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「女芸人No.1決定戦 THE W 2021」

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今年で5回目を迎えた『女芸人No.1決定戦 THE W 』の決勝が12月13日に行なわれた。正直、第3回目まではクソつまらなかったこの大会だが、昨年あたりからやっと賞レースっぽくなった印象だ。

そして今回は各出場者が『THE W』用にちゃんとネタをブラッシュアップしてきており、かなり見応えのある内容となっていた。

参加700組のうち決勝大会に勝ち残ったのは10組。決勝は5組ずつが2ブロックに分かれ、それぞれの勝者で最終決着をつける形式は去年と一緒だが、今回は「国民投票枠」を加えた3組でファイナルが行なわれる。

Aブロックのヨネダ2020は、持ち味のキャラを生かし切れず不発。茶々の独特な個性には惹かれるものがあったが、勝ち上がるには少々インパクト不足。

紅ショウガとTEAME BANANAは正統派漫才の対決。どちらも上手いし面白いんだけど、ちょっと鮮度に欠けたのが惜しかった。

ということで、Aブロックは爆発力を見せたオダウエダが勝ち上がり。真っ向勝負で行かざるを得ない正統派の漫才は、どうやらユニークさ優先の『THE W』では不利な傾向にあるようだ。

 

Bブロックの天才ピアニストは、しっかりした構成と演技力のコントで高評価。アマチュア参加の3人漫才・女ガールズは、発声こそしっかりしていたものの、段取り丸出しの掛け合いが素人の限界を露呈する格好となった。

人気者のヒコロヒーは、緊張からか内容がいまひとつ。彼女の良さはネタではなく、平場で見せる人間味にあると再認識した。スパイクは華やかさ、賑やかさで今回一番のモノを持っていたが、それだけだったと言えなくもない。

Aマッソは後半のたたみかける笑いで実力の高さを証明し、強敵揃いのBブロックを見事勝ち抜け。そして「国民投票枠」には、惜敗した天才ピアニストが選ばれた。

 

ファイナルステージに勝ち上がったAマッソは、去年も使ったプロジェクションマップのネタでリベンジを狙い、会場の爆笑をさらった。

天才ピアニストは、暗転の繋ぎを挟んだネタがテンポを悪くしてしまったか。1本目よりクオリティーが落ちていた。

ファイナル3組目のオダウエダは、シュールな小道具ネタが笑いをとるも、実力では明らかに前2組より劣っていた印象。優勝争いはAマッソと天才ピアニストの2組に絞られたかに思えた。

しかし投票は予想外の3組接戦となり、7票中3票を獲得したオダウエダが僅差で第5回目のチャンピオンに輝くという結果。

もしかしたら生の現場では、審査員の心を動かすようなネタの熱気があったのかもしれない。だがテレビ画面を通してそれが視聴者へ伝わらず、審査員からの総評が聞けなかったのも残念。彼女たちが優勝した理由が分からないまま番組は終了し、ちょっと違和感を覚えてしまった。

とはいえ2年前のチャンピオン「3時のヒロイン」のブレイクも予想できなかったし、これから「オダウエダ」が大化けしないとは言えないかも。

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