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令和三年度 第101回 天皇杯決勝

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第101回大会 天皇杯の決勝が19日に満員の国立競技場で行なわれ、大分に1-0と勝利した浦和レッズが3年ぶり8度目(三菱自工時代を含む)の優勝を果たした。

立ち上がりから攻勢をかける浦和は、前半の6分にMF関根からマイナスのパスを受けた江坂が右足を振り抜き先制弾。試合の主導権を握ると、バランスの良い組み立てで試合の流れを掴んでいく。

準決勝と同じ守備的4バックで臨んだ大分だが、後半に入って2ボランチに修正。ラインを高く上げ、攻撃的な布陣で反撃を試みた。

試合は1-0のまま終盤まで進み、逃げ切りを図る浦和は83分に槙野を投入。4バックから5バックに守備を固めた。しかし試合終了直前の90分、下田からのクロスをペレイラが頭で合わせてゴール。準決勝の川崎戦を彷彿させるようなプレーで、大分が土壇場の同点劇を見せた。

だがこのまま延長に入るかと思えたアディショナルタイムの3分、CKの流れからこぼれ球を拾った柴戸がミドルシュート。コース上にいた槙野が頭で軌道を変え、鮮やかな決勝弾を叩き込む。

ボールがネットを揺らすのを見た槙野は、上半身を諸脱ぎになって興奮の疾走。背番号5のユニフォームを歓喜するサポーターに掲げ、退団となった浦和最後の試合を劇的ゴールで飾った。

浦和の8度の天皇杯制覇は、慶応BRBに並ぶ歴代最多タイ。ACL出場権も得て、来季のさらなる躍進へ向かう。

J2降格が決まっているチームの天皇杯優勝を狙った大分だが、あと一歩のところで快挙に届かなかった。来季は1年でのJ1復帰が期待される。

大分がどん底にあったJ3時代の16年に、指揮官に就任した片野坂監督。短期間でチームをJ1まで押し上げる手腕を見せたが、主力を次々に引き抜かれて今季は大苦戦。残念ながら天皇杯で6年間の集大成をビッグタイトルで飾れなかったが、来季はガンバ大阪の指揮官として暴れてくれそうだ。

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