スポンサーリンク
スポンサーリンク

「M-1グランプリ2021」決勝大会

スポンサーリンク
スポンサーリンク
史上最多の参加者数

昨年より1,000組も多い、史上最多の6,017組が参加した「M-1グランプリ2021」決勝大会。激戦を勝ち抜いた10組が、漫才コンテストの頂点を争った。

今回は敗者復活戦の16組も含め、動きの大きいアクティブな漫才が目立ったが、これは前年大会で「漫才論争」を起こしたマヂカルラブリーの影響か。

しかし面白さより奇抜さだけが前面に出過ぎて、邪道に見えてしまったのも確か。これが時代の潮流に乗ることはなさしそうだ。

漫才王者を決める闘い

1番手のモグライダーはトップバッターながら堅調な笑いをとり、大会ペースメーカーとして充分な働き。台風の目として大荒れになることも予想された2番手のランジャタイだが、意外とわかりやすく笑えて審査員からのウケは上々。

3番手のゆにばーすは、3年前の決勝大会に比べてかなり上手くなった印象。なんだか はらちゃんが前より生き生きして見えた。4番手には敗者復活で決勝勝ち上がりとなったハライチが登場。トリッキーなネタがイマイチ跳ねず、M-1ラストイヤーを飾れなかった。

5番手は真空ジェシカ、ボケとツッコミの連射による手数の多さで高評価。まずまずの結果を出して来年に期待。そして6番手には優勝候補のオズワルドが登場。期待にそぐわない内容で高得点を獲得し貫禄を示した。

7番手はロングコートダディ。センターマイクを大きく離れての漫才は奇をてらいすぎたか、マイナスポイントになってしまった。

8番手に現れたのは、2年連続決勝出場の錦鯉。ボケ長谷川雅紀のバカっぷりがパワーアップ。会場の大きな笑いを誘った。9番手は決勝大会の常連となったインディアンス。2年前に比べるとちゃんとした掛け合い漫才になっていたが、優勝するにはもっと余韻というかメリハリが欲しいところ。

トリとなったのは決勝大会初出場組の もも。それぞれの見た目を活かしたネタで笑いをとり、傷跡ならぬ爪痕を残した。

第17代、M-1チャンピオン決定

そしてオズワルド、錦鯉、インディアンスの連続出場組がファイナルステージへ進出。インディアンスは1本目と変わらない面白さを見せたが、いまひとつ決定打に欠けた印象。

ファーストステージ最高得点のオズワルドは、少し緊張があったのか2本目は失速気味。翌日の生番組で「出来が悪すぎた」と嘆くほどは、その内容は酷くはないと思ったけど。

ということで、ファイナルステージで一番笑いをとった錦鯉が、7票中5票を集めて優勝。50歳の長谷川雅紀と43歳の渡辺隆という歴代最年長のチャンピオンとなった。

優勝の瞬間、二人は抱擁して喜びを分かち合い。長谷川の流した大粒の涙は、感激の深さを物語るものだった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました