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「サッカーの園 ~究極のワンプレー~」コーナーキック

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デザインされたCKの攻防

サッカーのプレーをテーマ別に深掘りするBS1『サッカーの園 ~究極のワンプレー~』、今回のお題は【コーナーキック】。ショートコーナーやトリックプレー、はたまたゴールに吸い込まれる芸術的なキックまで、意外にドラマ性と多様性のあるテーマだ。

選考委員長の前園さんは「キッカーの哲学に加え、デザインされたCKの攻防にも注目」と、おしゃれに解説。

スタジオに呼ばれたのは、番組初登場となる遠藤保仁選手とガンバ大阪GKの東口順昭選手。そしてすっかり女性レギュラーとなった笹木かおりさんを加え、CKの奥義を熱く語る。

遠藤選手の「受け手を生かす」CK

一番目のエントリーは、スタジオゲストの遠藤保仁選手。CKによるアシストではJ1最多の29本を誇るキックの名手だ。

日本代表でチームメイトだった中澤佑二さんは、その遠藤さんのCKを「素材の良さを引き立てる料理人」と、ドヤ顔で解説。

走り込んでのヘディングを得意とする中澤には、スピードのある低い球を。ハイボールに合わせるのが得意な闘莉王には、フワリとした高い球を供給。

さらにGKの出にくいスペースを狙い、パトリックの動きを計算した緩いボールには「これが俗に言うデザインプレー」と、してやったりの遠藤さん。

この3つのプレーから、【究極のワンプレー】には中澤さんへのCKを選択。頭脳派職人・遠藤さんの「受け手を生かす“料理人”」が最初のノミネートとなった。

中村選手の「ピンポイントで合わせる」CK

続いて登場したのは、日本が誇るファンタジスタ・中村俊輔選手。スタジオの遠藤さんも「僕が見る中で、日本一上手なキッカー」と太鼓判を押す、これぞCKの名手だ。

中村選手本人に聞くその極意は、「ピンポイントで何本も同じ場所に蹴れること」。14年の川崎戦で中澤さんのボレーシュートを生んだドンピシャのクロスは、「まさに合わせるだけ」という真骨頂のシーン。

そしてもう一つは「あえて1本捨てる」ことで、相手の考えを見抜きゴールへの布石を打つプレー。例えば1本目をストレート系のボールでニアに放った後、2本目は同じニアに蹴りながらカーブを掛けたボールでゴールへ繋げるキックを紹介。この「チェンジ・オブ・ペース」の駆け引きが、ゴールを引き出す極意である。

そして元チームメイトの中澤さんが挙げる【究極のワンプレー】は02年の日本代表戦、ホンジュラスとの親善試合だ。まずはゴールから遠ざかるボールを見せたあとの2本目、完璧なコースと弾道でファーサイドに直接叩き込んだ場面。

駆け引きと精度の高いキックが生んだ、この「“1本捨てて”決めた直線弾」が2つめのノミネート。

東口選手の「吹田の11秒」

3つめのエントリーは、スタジオゲスト東口選手による相手CKからの高速カウンター。18年ロシアW杯のベルギー戦で「ロストフの14秒」に沈んだ日本だが、それを越えるのが21年のガンバ大阪 vs サガン鳥栖戦で生まれた「吹田の11秒」。

相手のショートコーナーからのクロスを東口選手がキャッチすると、すかさずカウンターで反撃。素早いフィードからボールを受けた山本選手が右サイドを駆け上がり、逆サイドの宇佐美選手にボールが渡って僅か11秒でゴールが決まったプレーだ。

ピンチをチャンスに変えた、CKから東口選手を起点とした高速カウンター「吹田の11秒」が3番目のノミネートとなった。

澤登さんの「ノボリゾーン」

4番目のエントリーは、MC柴田英嗣さんが推薦する澤登正朗さん。「ミスターエスパルス」と呼ばれたレジェンドで、Jリーグで初めてCKから直接ゴールを決めたキックの職人だ。

「点が取れない状況で、最大の武器となるのがCK」と語る澤登さん。その名手の最大の特徴が、左右の足で蹴れる精度の高いCK。

そしてコーナーを蹴る際に常に意識していた場所が、ニアサイドを守る選手を越えたキーパー手前の位置。相手GKが出づらく、混戦からゴールに繋がる確率も高いこのポイントが、澤登さんが狙う「ノボリゾーン」である。

その【究極のワンプレー】が、94年のヴェルディ川崎戦。1-1の同点で迎えた前半41分、左CKのチャンスに澤登さんがいつものニアサイドを狙ってキック。そこへ飛び込んだトニーニョがヘディングによる決勝点を決めた場面だ。

この「“ノボリゾーン”を突く職人技」が、4番目にノミネートされた。

町田選手の「駆け引きと高さ」

最後のエントリーは鹿島アントラーズのディフェンダー、町田浩樹選手。21年にはCKからJ1最多となる5得点を叩き出した、ヘディングのスペシャリストだ。

その極意を、「相手より先にボールに触る駆け引きが大事」と町田選手自身が解説。一度ファーに行くと見せかけてニアへ走り込む、タイミングの見極めとマメな動き。そして武器とする打点の高さがCKからの得点を生んでいる。

その【究極のワンプレー】が、21年のFC東京戦。左CKのチャンスに、キーパーの前で高く飛んで先制点を叩き込んだ場面だ。

前へ行くフリして後ろへ行く、後ろへ行くフリをして前へ行くという駆け引きを2~3回して、マークが外れたタイミングとキッカーが蹴るタイミングに合わせて決めたヘディングゴール。

この町田選手の「駆け引き × 高さ」が、最後のノミネートとなった。

ということで事実上、遠藤選手と中村選手の一騎打ちとなった【究極のワンプレー】No,1には、スタジオゲストに忖度して遠藤選手が選出された。

それはともかく、番組もここにきて題材がネタ切れになってきた印象。あと残るテーマとしては「ボランチ」「オフサイドトラップ」「スローイング」などが考えられるが、「スローイング」じゃあ50分持ちそうにないな。

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