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「サッカーの園 ~究極のワンプレー~」トリックプレー

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松井大輔の「ゴールよりもトリックプレー」

BS1『サッカーの園』今回のお題は、意表を突くテクニックで相手を翻弄する【トリックプレー】。技術とアイデア、そして遊び心で観る者を楽しませる、個人技やチーム戦術の極意を深掘りする。

最初のノミネートは、スタジオゲストの “トリックスター” こと松井大輔選手。ゴールよりもトリックプレーを愛し、相手の裏をかくフェイントや巧みな足技で観客を沸かせる男だ。

松井選手のトリックプレーを語るのは、鹿児島実業時代とアテネ五輪のチームメイトで親友の那須大亮さん。2人で1対1の練習をひたすら行い、松井選手のドリブルや独特のステップに抜かれまくっていたとその凄さを語る。

そんな松井選手に大きな影響を与えたのが、名古屋グランパス時代のストイコビッチ。ピクシーが披露する華麗なヒールキックに憧れ、技のバリエーションをいっぱい考えていたとのこと。横浜FMで対戦した中澤佑二さんも、松井さんによる股抜きの餌食になったそう。

那須さんが選んだ松井選手の【究極のワンプレー】が、04年のU-23親善試合の韓国戦。スコアレスで迎えた後半11分、ドリブルで切り込み相手DFの3人を引きつけると、後方を走る田中達也へ狙い澄ましたヒールパス。そのシュートは一旦GKに防がれるも、すかさず詰めた松井選手がゴールを決めた場面だ。

正面へのインサイドパスより、後方のヒールパスを選択する発想と、リスクをモノともしない遊び心。松井選手の己の道を貫く「ゴールよりもトリックプレー」が、エントリーNo.1となった。

「トリックシュータ」柿谷曜一朗

2番目のノミネートには、ゴールを奪うためのトリッキーなシュートに執念を燃やすストライカー、名古屋グランパスの “ジーニアス” こと柿谷曜一朗選手が登場。

そのトリッキーさはゴール前で本領を発揮。時には後ろ向きでゴールする、Jリーグ屈指の「トリックシュータ」だ。

ヒールシュートを選択した理由を「あれ以外なくないですか? あそこで」と、事も無げに答える柿谷選手。そのポリシーが「格好良く言うと、ご飯があるから食べる」とは、まさに天才ならではのトリッキーなお言葉。

さらに「人と同じことをやっている人を、見に行く価値ってあるの?」のビッグマウスな発言。スタジオの笹木かおりさんも「だんだんIT社長みたいになってくるんですね」と苦笑するしかない。

そんな柿谷選手の【究極のワンプレー】が、昨シーズンのセレッソ大阪戦。幼い頃からの憧れだったチームメイト大久保嘉人さんの、ホーム最終戦となった試合である。

0-0で折り返した後半の22分、ゴール前混戦からのこぼれ球を右足つま先で浮かし、ボールの上がり途中を捉えてバイシクルシュート。鮮やかに決勝ゴールが決まった場面だ。

引退する大久保さんより目立ってしまったものの、試合後には記念のユニフォームをゲットして大喜び。この愛されるジーニアスの「シュートもキャラもトリッキー」が、2番目のエントリー。

番組厳選、トリックプレー集

続いては、番組スタッフが厳選したトリックプレー集。セレッソ大阪・清武弘嗣選手の “ノールックヒール”、元川崎・齋藤学選手の “審判壁当てワンツー”、元ガンバ大坂・礒貝洋光さんの “オトボケFK” が登場。

さらに山口・高川学園の “トルメンタ”、東福岡の “目隠しFK”、元大分・三平みつひら和司選手の “サンペイダンス”、清水エスパルス “謎の壁” などが紹介される中、京都サンガ伝説の5人縦並びFK、「ジェットストリームアタック」が3つ目のエントリーに選出。

そして恒例【クイズの園】では、68年ブラジル・サントスFC vs ボタフォゴの試合、日系3世アレシャンドレ・カネコ選手が披露した「世界初のヒールリフト」が4番目のエントリー。イギリスBBCで紹介されたリー・トランドルさんの、靴紐を結ぶふりしてシュートした「最もずるいPK」が、5番目のエントリーとなった。

小泉佳穂の「トリックターン」

最後のノミネートは、“次世代トリックプレーヤー” の期待も高い浦和レッズの小泉佳穂選手。その必殺技が、巧みな回転技でDFを出し抜く「トリックターン」だ。

あえて後ろ向きでボールを受け、急いで奪いにくる相手の勢いを利用して逆を取るこの技を、元日本代表の戸田和幸さんは「闘牛士」と表現。また番組レギュラーの中澤さんは「忍者屋敷のどんでん返し」と名付けるものの、これはウケ狙いが見え透いてスタジオでは不評の様子。

そして小泉選手自身が選ぶ【究極のワンプレー】が、20年J2の松本山雅 vs 琉球の試合。得意のトリックターンで相手をかわすと、必死で追いかけてきたその選手を再びターンで翻弄。見事なアシストを決めた場面だ。

相手が戻る力を利用し、くるりと回るターンが小泉選手の真骨頂。このトリックプレーが最後にエントリーされた。

前園さん選定の【究極のトリックプレー】には、当然ながらゲストの松井選手が選出。そのあと「トリックプレーとは?」の問いかけに、中澤さんは「ルパン三世」とトリッキーな回答。それに対し松井選手は、「自分の道」というらしい言葉で番組を締めてくれました。

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