予選会を勝ち抜いたジャンルを問わない15組の中から、時代を担うネクストブレイク芸人を発掘する『ツギクル芸人2022』の決勝大会が21日に放送された。
第1回優勝の〈ザ・マミィ〉、第2回優勝の〈金の国〉と、歴代チャンピオンが現在ネタ番組を中心に活躍中。第3回目の今年も、新たなスター芸人誕生が注目される大会だ。
司会は去年と同じ爆笑問題。大会チャンピオンは、渡辺正行や各局プロデューサーなどの審査委員のほか、一般審査委員票を加えた10票で選ぶという内容。
まずは各組が3ブロックに別れて決勝進出を争うファーストステージ。Aブロックには、〈ママタルト〉〈TCクラクション〉〈ストレッチーズ〉〈サスペンダーズ〉〈ゼンモンキー〉の5組が登場。僅差の戦いとなったが、4票を獲得した〈ストレッチーズ〉が、3票の〈ママタルト〉2票の〈ゼンモンキー〉1票の〈サスペンダーズ〉との接戦を制してファイナルステージ進出となった。
残念ながら〈TCクラクション〉には票が入らず。決して悪くはなかったんだけどね。
Bブロックには、〈Gパンパンダ〉〈竹内ズ〉〈キュウ〉〈パンプキンポテトフライ〉〈わらふぢなるお〉の5組が登場。この中から〈Gパンパンダ〉が半分の5票を集め、3票の〈竹内ズ〉をかわしてファイナルステージ進出。他には〈キュウ〉と〈パンプキンポテトフライ〉それぞれ1票を獲得した。
手練れのコンビ〈わらふぢなるお〉はなんと0票。周囲のレベルの高さに埋没してしまったか。
Cブロックには、〈ネギゴリラ〉〈ハナイチゴ〉〈森本サイダー〉〈さんだる〉〈10億円〉の5組が登場。この中から〈ネギゴリラ〉が5票を獲得し、2票の〈ハナイチゴ〉と〈10億円〉、1票の〈さんだる〉を下してファイナルステージ進出。
今回唯一のピン芸人〈森本サイダー〉には1票も入らず、このままでは一生〈蛙亭〉イワクラのバーター要員に終わりそう。
こうして決勝ステージに進出したのは〈ストレッチーズ〉〈Gパンパンダ〉〈ネギゴリラ〉の3組。ネタ順1組め〈Gパンパンダ〉は “試食ネタ” のコント、2組めの〈ストレッチーズ〉は “水掛け論ネタ”の漫才で勝負。
3組め〈ネギゴリラ〉の “スパイの合い言葉” は、 ネタが回りくどくて「キョトーン」状態。お愛想程度の笑いしか起きず、実質的に前2組の争いとなった。
審査員による投票は5対5と互角の勝負。当然ながら〈ネギゴリラ〉はカヤの外となる。そして大会ルールにより、一般審査委員票を得た〈ストレッチーズ〉が第3回チャンピオンに輝いた。
今回は本当にレベルが高く、ファーストステージは〈森本サイダー〉以外スベリなしの激しい戦い。だがファイナルステージは、ネタ選びに失敗した〈ネギゴリラ〉が水を差してしまったかな。
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