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男子ゴルフメジャー・全米オープンと「LIVゴルフ招待」

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今季男子ゴルフメジャー大会の第3戦となる全米オープン2022が、マサチューセッツ州のザ・カントリークラブで16日から開幕した。

予選ラウンドの2日目を終わって5アンダーの首位に立ったのは、コリン・モリカワとジョエル・ダーメンの米国勢2人。1打差の3位タイにはジョン・ラーム(スペイン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)ら5人が並んだ。

松山英樹選手はトータルイーブンパーの24位タイで決勝ラウンド進出。小平智ら他の日本人選手6人はいずれも予選落ちという結果だった。

今回、大会を主催する米国ゴルフ協会(USGA)は、サウジアラビア政府系ファンドが支援する新ツアーの “LIVゴルフ招待” 出場で、PGAツアーから資格停止処分となったフィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン。セルヒオ・ガルシアら17名の選手を全米オープンから除外しないと発表。大会にはこのうち15名が参加した。

米ツアーに激震を起こしたLIVゴルフ招待は、グレッグ・ノーマンをCEOに頂いた新ツアー。1大会総額2000万ドルが用意されるという破格の高額賞金ツアーで、その魅力は「少ない労力で大きな賞金が稼げる」というもの。

先週ロンドンで行なわれた開幕戦では、3日間競技で行なわれた優勝者のシャール・シュワーツェルが、団体戦と合わせて470万ドル(5億5千万円以上)もの賞金を獲得。41位タイに終わった谷原秀人選手にも1820万円の賞金が支払われたという。

PGAツアーのジェイ・モナハン会長は当初から選手流出を警戒し、「LIVゴルフに参戦した者は出場停止処分を科す。ツアーの資格剥奪もある」と強く警告。タイガー・ウッズは新ツアーからの誘いを断ったが、“LIVゴルフ招待”の目玉となったミケルソンには  2億ドルの移籍料が支払われたと噂されるほか、選手の勧誘を行なったなどの厳しい目が向けられていた。

USGAは今回彼らの全米オープン参加をOKとしたが、この措置はあくまで「今年の大会は」であることを強調。「今後は出場資格を再考する可能性もある」と含みを残した。

松山選手は「面白そうだと思うし、興味はある」としながらも「米ツアーに出場できないなら行く気はない」と語り、反対派であるマキロイは「簡単に報酬を得る方法。歴史と伝統はお金では買えない」と否定のコメントを出した。

一方、新ツアー2戦目からの参戦を表明しているブライアン・デシャンボーは、「ビジネス的な決断。財政面からツアー以外でもやりたいことができるようになる」との説明を行なっている。

ちなみに全米オープン優勝にグランドスラム達成が懸かるミケルソンは、今回予選ラウンドでトータル11オーバーの134位タイ。予選落ちとなり2日間で姿を消している。

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