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《 サッカー人物伝 》 ムスタファ・ハッジ

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「 ロレーヌの真珠 」 ムスタファ・ハッジ ( モロッコ )

卓越した戦術眼を持ち、相手の意表を突くスルーパスを持ち味としたモロッコのゲームメイカー。破壊力のあるドリブル、優れたパスセンス、芸術的なシュートと、技の切れ味はどれを取っても一級品。そのヨーロッパナイズされたエレガントなプレーから、「ロレーヌの真珠」の異名を持つのが、ムスタファ・ハッジ( Mustapha Hadji )だ。

モロッコ生まれのフランス育ち。本格的にサッカーを始めたのは15歳と遅かったが、それからわずか6年後にディヴィジョン・ドゥ(現リーグ・ドゥ)のASナンシーでプロデビュー。そのあとポルトガル、スペイン、イングランド、ドイツと欧州の各クラブを渡り歩いて実績を残した。

U-21フランス代表にも選ばれていたが、アメリカW杯を目指すモロッコ代表からの要請を受けてザンビアとの予選最終戦に登場。「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれる活躍で母国をW杯出場に導いた。98年にはアフリカ選手権とフランスW杯で挙げた2つの鮮やかなゴールが評価され、アフリカ年間最優秀選手に選ばれている。

「お知らせ」

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なお、《サッカー人物伝》は有料記事となりますのでご了承ください。

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