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米俳優 ジェームズ・カーンさん死去

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コッポラ監督の盟友

映画『ゴッドファーザー』や『ミザリー』などで知られるアメリカの俳優、ジェームズ・カーンさんが6日に亡くなったことが、自身のツイッターから家族により発表された。享年82歳、死因は明らかにされていない。

カーンさんは1940年生まれのニューヨーク・ブルックリン生まれ。家族はドイツからのユダヤ系移民で、父親は肉屋を営んでいた。

マンハッタンのハイスクールを卒業後、ミシガン中立大学を中退し、ロングアイランドのホフストラ・カレッジに入学。ここでクラスメイトのフランシス・フォード・コッポラと知り合う。

在学中に演技熱にとりつかれ、ネイバーフッド・プレイハウス(俳優養成学校)に入学。1961年にオフ・ブロードウェイで初舞台を踏み、やがてテレビドラマの『裸の町』に出演。そのあと『ルート66』『アンタッチャブル』『幌馬車隊』『ベン・ケーシー』『ドクター・キルデア』など、多くの人気ドラマで役を得る。

64年、ハワード・ホークス監督に認められサスペンス作品『不意打ち』で映画デビュー。69年には盟友であるコッポラ監督の『雨の中の女』に出演する。

コワモテと親しみやすさ

彼の出世作となったのが、同じコッポラ監督の名作『ゴッドファーザー』(72年)。コルレオーネ家の血の気多い長男ソニーを好演し、アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。

以降、主役級の俳優として活躍。『熱い賭け』(74年)『ローラーボール』(75年)『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』(81年)などに主演する。

90年に出演したスティーヴン・キング原作のホラー映画『ミザリー』(ロブ・ライナー監督)では、女性ファンの狂気に振り回される人気小説家を演じて注目を集めた。

コワモテのイメージが強いが、親しみやすいユーモラスな役柄を演じることも少なくなく、多彩な顔を持つ俳優だった。

私生活では4度の結婚と4度の離婚を経験。5人の子供をもうけている。そのうちの一人が『オーシャンズ』シリーズでも知られる俳優のスコット・カーン。テレビドラマシリーズ『HAWAI FIVE-0』では親子共演を果している。

晩年まで映画、テレビドラマと俳優活動を続け、2021年のロマンチック・コメディ映画『クイーン・ビーズ』が遺作となった。

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