2022東アジアE-1選手権の優勝を懸けた最終戦、26日に日本女子代表が中国女子代表と0-0の引き分け、27日には日本男子代表が韓国男子代表に3-0の勝利を収めた。
なでしこジャパンのラインナップは、GK山下杏也加、CB宝田沙織、高橋はな、右SB清水美沙、左SB宮川麻都、ボランチ林穂之香、長野風花、右MF千葉怜海菜、左MF井上綾香、FW宮沢ひなた、植木理子の顔ぶれ。キャプテンマークは清水が巻いた。
国内組主体の日本だが、体格に勝る中国を相手に序盤からボールを支配。積極的に仕掛けて何度も攻め込む場面をつくった。11分には千葉が相手のルーズボールをかっさらい、最後は宮沢がシュート。21分にも長野が右足でゴールを脅かした。
前半最大のチャンスは30分。2試合連続先発の井上が絶妙な動き出しからスルーパスを受け、右サイドから思いっきりのいいシュート。ぎりぎりキーパーに防がれてしまったが、可能性を見せたプレーだった。
後半の51分にも植木がクロスバーを直撃するミドルシュート。フィニッシュの精度を欠いて得点をすることができなかったが、最後まで中国にチャンスらしいチャンスを与えることなく0-0の引き分け。なでしこジャパンが2大会連続4度目の優勝を決めた。
決定力不足や守備の強度など課題は残したが、国内組の底上げという成果を得た大会となった。次は10月にナイジェリアとニュージーランドとの親善試合が予定されている。
森保ジャパンのスターティングメンバーは、GK谷晃生、CB谷口彰悟、畠中慎之輔、右SB小池龍太、左SB佐々木翔、ボランチ岩田智輝、藤田譲瑠チマ、右MF水沼宏太、左MF相馬勇紀、トップ下西村拓真、ワントップ町野修斗の顔ぶれ。キャプテンマークは谷口が巻いた。
日本と同じく国内組中心の韓国に試合開始から攻勢をかける日本。町野がキックオフ直後に強烈なシュートを放ち、18分には相馬が得意のドルブル突破から右ポスト直撃のシュート。日本は何度も惜しい場面を作りながらも、前半は0-0でハーフタイムを迎えた。
そしてついに後半の49分、藤田の浮き球クロスを相馬がファーサイドで合わせて先制点。63分には相馬の右CKから佐々木がヘッドで叩き込んで追加点を決める。
さらに72分、小池の折り返しから町野が試合を決める3点目。こうしてライバル韓国を寄せ付けず3-0の完勝、日本が4大会ぶり2度目の優勝を果した。
大会MVPに輝いたのは3試合で日本の攻撃を牽引した相馬選手。W杯メンバー入りに大きくアピールする内容だった。
日本代表次の試合は、9月にアメリカとエクアドルの対戦が予定されている。
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