カタールW杯のテストマッチとなるキリンチャレンジカップ2022のアメリカ戦が、23日にドイツのデュッセルドルフ・アリーナで行なわれ、日本が2-0の快勝を収めた。
日本のラインナップはGK権田修一、CB吉田麻也、冨安健洋、右SB酒井宏樹、左SB中山雄太、ボランチ遠藤航、守田英正、トップ下に鎌田大地、右MF伊藤純也、左MF久保建英、ワントップに前田大然の顔ぶれ。冨安と酒井が久しぶりの復帰となり、モナコでレギュラー確保に苦しむ南野拓実は先発を外れた。
日本は序盤から試合の主導権を握り、開始1分にはハーフラインでボールを奪った伊東が右サイド突破。中央に切り込んでのシュートはGKにセーブされるも、さっそく見せ場をつくった。13分にも久保が鋭い出足でボールを奪い鎌田へパス。これまたキーパーのファインセーブに防がれチャンスを逃す。
日本優勢のまま進んだ23分、アメリカのミスパスをさらった伊東がボールを運び、守田のスルーパスに反応した鎌田が鮮やかにネット揺らす。一旦オフサイドフラッグが上がって審議となるも、VAR判定の結果ゴールが認められて日本が先制。フランクフルトでゴール重ねる鎌田が、代表でも調子の良さを見せた。
後半の68分には伊東と久保に代えて三笘と堂安を投入。その直後には中山の折り返しに中央でフリーとなった堂安がダイレクトシュートを放つも、これは惜しくもバーの上を越えていった。
それでも終了時間が近づいた87分、三笘が得意のドリブル突破で切り込んでシュート。みごとな追加点を決めた。これで三笘はA代表デビューから8試合で5得点、頼れるスーパーサブのプレーを発揮した。
これで日本はランキング上位のアメリカを寄せ付けず2-0の快勝。本番に向けて順調な調整ぶり見せたが、久保の迫力不足のフリーキックなど、相変わらずセットプレーに課題を残した。
次戦は27日、FIFAランキング44位エクアドルとの対戦。11月には最後の仕上げとなる親善試合のカナダ戦が予定されている。
コメント