W杯メンバー選考の最終テストとなるキリンチャレンジカップ2022のエクアドル戦が、27日にドイツのデュッセルドルフ・アリーナ行なわれた。
日本は前回のアメリカ戦より先発11人をすべて入れ替え。GKダニエル・シュミット、CB谷口彰悟、伊東洋輝、右SB山根視来、左SB長友佑都、ボランチに柴崎岳、田中碧、トップ下に南野拓実、右MF堂安律、左MF三笘薫、ワントップに古橋亨梧が入った。
前半はエクアドルにやや押され気味となるが、フィニッシュ精度の低さに助けられてピンチを逃れる。日本は40分にPエリア内でパスカットした古橋がシュートを放つも、キーパーに止められ先取点を奪えなかった。
後半終了間際にはCKからあわやのピンチを迎えるが、GKシュミットがファインセーブで掻き出して、0-0でハーフタイムを折り返す。
後半開始には古橋に代えて上田綺世を投入。57分には、三笘の折り返しから南野がダイレクトシュートを放つも、惜しくも枠を外れて得点ならず。膠着状態となった66分には柴崎、南野、三笘に代えて遠藤航、鎌田大地、相馬勇樹を送り出し、79分には鎌田のパスから堂安がシュート。さらにキーパーの弾いた球を上田がヘッドで捉えるが、ゴールを割ることは出来なかった。
81分には、谷口がPエリアラインで相手選手の足を蹴ってPK判定。だがこの絶体絶命の場面で、キッカーの動きを見極めたシュミットが横っ飛びでナイスセーブ。日本はこの日最大のピンチを逃れた。
試合は0-0の引き分けで終わり、本番に向けてのテストマッチはこれで終了。好セーブ連発で失点を防いだダニエルの活躍が収穫となったゲームだった。
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