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第102回サッカー天皇杯 決勝

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第102回天皇杯・JFA全日本サッカー選手権の決勝が16日に日産スタジアムで行なわれ、J2のヴァンフォーレ甲府が延長PK戦の末J1のサンフレッチェ広島に勝利。クラブ初となるタイトルを獲得した。

甲府は立ち上がりに広島の猛攻を受けるも、集中した守備で序盤をしのぐ。そして相手プレスに緩みの見えた26分、CKを得た甲府がショートコーナーからボールを繋ぎ、敵陣深くに切り込んだ荒木翔が切り返し。それをFWの三平和司がニアで合わせてゴール、甲府は4試合連続の先制となった。

1点をリードした甲府は後半に最終ラインを5バックと厚めにし、ブロックを築いて逃げ切り体制。だが終盤の84分に川村拓夢が左からシュート叩き込み、広島が土壇場で1-1の同点に追いつく。

試合は延長戦に突入。その後半の110分、満田誠のPエリアに送った縦パスが、山本秀臣の手に当たりPK判定。広島は絶好のチャンスを得た。

だがキッカーの満田が右コーナーギリギリに狙ったPKを、GK河田晃兵が横っ飛びでのスーパーセーブ。甲府が絶体絶命のピンチを逃れる。

勝負はPK戦に持ち込まれ、広島4人目・川村のキックを河田が左手一本でナイスセーブ。最後は5人目の山本が落ち着いてゴール左上に決め、甲府が天皇杯初優勝を成し遂げた。

甲府にとってはこれがクラブの初タイトル、来季ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の出場権も得た。J2チームの優勝は、91回大会のFC東京以来11年ぶり。この時の対戦相手は同じJ2の京都サンガだったため、J2チームがJ1チームを倒しての優勝は大会上初の快挙。

しかもFC東京が天皇杯決勝の時点でJ1昇格が決まっていたのに対し、甲府は現在J2リーグ18位と低迷。驚きの優勝となった。

一方の広島は、これまで天皇杯決勝に6回進出しながらすべて敗戦。ルヴァンカップでの2敗を合わせると、カップ戦8戦8敗という不名誉な記録をつくってしまった。今月の22日にはセレッソ大阪とのルヴァンカップ決勝が控えており、今度こその汚名挽回を狙う。

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