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Jリーグ杯ルヴァンカップ2022 決勝

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Jリーグ杯YBCルヴァンカップ2022の決勝が22日に国立競技場で行なわれ、サンフレッチェ広島がセレッソ大阪に劇的逆転勝利。カップ・シルバーコレクターの汚名を返上する初優勝を飾った。

試合前、広島とC大阪両チームの選手がセンターサークルに並び、20日に急逝した工藤壮人さんに黙祷が捧げられてゲームは開始。17~18年にプレーした広島のベンチには、工藤さんの9番のユニフォームが掲げられ、選手たちは喪章を巻いてプレーした。

前半は両チーム一進一退の攻防が続き0-0、試合が動き出したのは後半53分のことだった。広島のキャプテン、佐々木翔がGK大迫敬介へ不用意なバックパス。それを狙っていた加藤陸次樹むつきにボールを奪われ、痛恨の失点。セレッソに先制点を与えてしまった佐々木は、頭を抱えてピッチにしゃがみ込んだ。

1点をリードしたセレッソは、70分に殊勲の加藤に代えて清武弘嗣を投入。ベテランの起用で攻守両面での安定化を図った。だがこのまま逃げ切るかに思えた終盤の79分、DFの要であるヨニッチが暴力行為で一発退場。ここからゲームの流れは大きく変わる。

守りを固めて広島の猛攻をしのぐセレッソだが、アディショナルタイムの91分、CKの競り合いからDF鳥海晃司がハンド。VAR判定の結果、広島にPKが与えられた。これを後半から出場のソティリュウが確実に沈め、ついに広島が同点とする。

追いついた広島は一気の攻勢を仕掛けるも、セレッソの粘りに跳ね返されアディショナルタイム表示の9分台へ。延長戦にもつれ込むかと思えた後半の100分、満田誠のCKからソティリュウが右足ダイレクトで合わせて劇的決勝弾。広島が2-1と激戦を制して、初のJリーグ杯優勝を果した。

広島は、Jリーグ杯決勝3回目にしての栄冠。天皇杯と合わせ、カップ戦決勝8連敗という不名誉な記録に、ようやく9戦目で終止符を打った。大会MVPは2得点を記録したソティリュウに与えられている。

これで広島はJ2甲府に破れた天皇杯の屈辱を払拭、「シルバーコレクター」の有り難くない称号を返上する。一週間前にPK失敗で涙を飲んだ満田も、CKで決勝点をアシストして名誉挽回を果した。

一方のセレッソは、リーグ戦と天皇杯を含めて今季広島に4戦全敗。Jリーグ杯決勝では2年連続の敗戦となってしまった。

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