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ゴルフ太平洋マスターズ 石川遼 復活優勝

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三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡県・太平洋クラブ御殿場コース)の最終日が13日に行なわれ、2位スタートの石川遼選手がプレーオフを制して逆転優勝。2年11ヶ月ぶりとなる復活のツアー制覇を果した。

首位とは3打差の2位でスタートした石川選手。最初の4ホールで3バーディーを重ねて早くも首位に躍り出るが、強風と雨の悪コンディションに苦しみ6番、8番とボギー。混沌の優勝争いとなった。

12番でバーディーを奪って星野陸也選手と9アンダーで首位に並ぶも、14番で打ったセカンドショットが風に押し戻されて痛恨の池ポチャ。このホールでダブルボギーを叩いてしまい、星野選手に2打差を付けられてしまう。

しかし続く15番できっちり2オンさせると、5㍍のスライスラインを読み切りバーディ。逆に星野選手は1.5㍍のバーディーパットを外し、返しのパットもミスしてボギー。2人が8アンダーで並んだまま18ホールを終えた。

そして18番パー5でのプレーオフ2ホール目。石川選手は第1打を右の林に曲げてしまい、第2打は左ラフに出すのが精一杯。だが残り130ヤードの第3打をピン下4㍍に乗せるナイスリカバリー、勝負強さを見せた。

一方の星野選手は、2オンを狙ったショットがガードバンカーへ。そこから寄せきれずパーで終わってしまった。そのあと石川選手が4mのウィニングパットを見事に沈め、雨中の激闘に終止符。19年12月の日本シリーズJTカップ以来、2年11ヶ月ぶりとなる優勝を遂げた。

石川選手はこれでツアー通算18勝目、30代での初優勝となった。この期間、米ツアー撤退、コロナ対策規定違反による1ヶ月の出場停止、腰痛によるツアー離脱など、様々な困難を乗り越えての復活Vだった。

そしてプロ転向したばかりの2戦目で、今季ツアー3勝目を狙ったルーキーの蝉泰果選手は、最終日76と崩れて通算4アンダーの8位タイ。史上初となるプロとアマの同一年優勝達成はならなかった。

また同日に行なわれた女子ツアー、伊藤園レディースの最終日は、2打差の2位でスタートした山下美夢有選手が1バーディ、ノーボギーの71にまとめて通算5勝目。この勝利で今季のツアー女王を確定させた。

昨シーズンまでは獲得賞金総額でツアー女王(賞金女王)が決められていたが、今季からは順位に応じて付与されるポイント制(メルセデス・ランキング)に変更。ツアー参戦2年目の山下選手は、今季優勝4回、トップテン入り20回という抜群の成績で、2位の西郷真央選手(今季5勝)を大きく引き離して初の女王戴冠となった。

21歳103日目でのツアー女王は、上田桃子選手の21歳156日(07年)を更新する最年少記録。また身長150㎝という歴代最小兵の女王ともなった。

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