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W杯強化試合 カナダ戦

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W杯本番を直前に控えた強化試合のカナダ戦が17日にUAEのドバイで行なわれ、日本が1-2の逆転負け。いくつかの課題が残ったが、収穫も見えたゲームとなった。

日本のスターティングメンバーは、GK権田修一、CB谷口彰悟、板倉滉、右SB酒井宏樹、左SB伊藤洋輝、ボランチに柴崎岳、田中碧、2列目中央に南野拓実、右に相馬直樹、左に久保建英、ワントップに浅野琢磨という顔ぶれ。準主力メンバーで試合に臨んだ。

一方のカナダはバイエルン・ミュンヘンで活躍するアルフォンソ・ディヴィスが不在。日本は立ち上がりから積極的に仕掛け、前半8分には柴崎のロングクロスから裏へ抜け出した相馬が、右足をいっぱいに伸ばしてゴール。日本が先制する。

さらに19分、左サイドで南野のパスを受けた久保が中央に切れ込んでシュート。これは惜しくも右ポストをかすめて外れていった。

しかし直後の21分にカナダへ右CKのチャンスを与えると、中央でフリーとなっていたビトリアに右足で合わされ失点。日本はセットプレーでの守備に課題を残した。

1-1で折り返した後半開始、日本は右SBに山根視来、2列目に堂安律、ワントップに上田綺世を投入。いくつかチャンスを作るも、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。

試合が膠着状態となった66分、田中に代わり鎌田大地を投入。鎌田がボランチの位置からゲームメークを担うだけではなく、守備でも激しく戦うなど好パフォーマンスを発揮。調子の良さを見せた。

このままゲームが引き分けに終わるかと思えた後半アディショナルタイム、Pエリアで仕掛けたライレアを相馬が倒してしまいPK。カバリーニが蹴ったボールに権田が右手を伸ばして触るも、止めることができず逆転ゴール。試合はこのまま1-2で終了した。

日本は負けたといえども、あくまでも本番を控えた調整。勝敗の結果を気にするような試合ではない。

守備に不安が残ったが、怪我の状態が心配された権田、板倉、谷口、浅野、久保らのコンディションに問題がなかったこと、鎌田がボランチとして充分機能することが確認できたのは、大きな収穫となった。

いよいよ20日にはW杯カタール大会が開幕。そして23日に注目の初戦、ドイツとの試合が行なわれる。

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