スポンサーリンク
スポンサーリンク

「サッカーの園 2時間スペシャル」FIFAワールド杯 カタール2022

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スペインの名パサー、イニエスタ

今回の『サッカーの園 ~究極のワンプレー~』は、【FIFAワールドカップ カタール2022 世界の究極のワンプレーを探せ!】。数々の名場面を生み出してきたワールドカップから、究極のワンプレーを厳選。世界のスーパースターが続々と登場する2時間スペシャル。

スタジオには準レギュラーの中澤佑二さんと中村憲剛さんに加え、入れ替わりゲストの佐藤寿人さん、小島伸幸さん、武田修宏さん、巻誠一郎さんたちが登場し、Wカップ史に残るプレーを紹介する。

まずは世界のパサーたち。アルゼンチンのファン・ベロン、イタリアのアンドレア・ピルロら名手が揃う中、「日本屈指のパサー」中村憲剛さんが選ぶのがスペインのアンドレス・イニエスタ。

ともにスペイン黄金期を支えたFWダビド・ビジャさんは、 “ティキ・タカ” の中核を担ったイニエスタとシャビ・エルナンデスについて「2人とも共通するのは、狭いスペースを見つけ正確なパスを出すこと。あえて言うならシャビは長距離、イニエスタはFWの近くで驚くようなパスを出す」と説明。

その【究極のワンプレー】が、10年W杯・南アフリカ大会の準々決勝パラグアイ戦。イニエスタ、セスク、シャビ、再びイニエスタと華麗にパスを繋ぎ、ドリブルしてペドロ・ロドリゲスへ。そして最後は左ポストの跳ね返りをビジャが叩き込み決勝点。ビジャが「スペインサッカーの象徴のようなプレー」と誇る場面だ。

世界の名手たち

続いて「ループボレーの達人」佐藤寿人さんが選ぶのは、コロンビアの司令塔ハメス・ロドリゲス。その【究極のワンプレー】が、14年W杯ブラジル大会・決勝トーナメント1回戦のウルグアイ戦。大会最優秀ゴールにも選ばれた、胸トラップからの反転ボレー弾だ。

そしてVTRで登場した「ミドルシュートの遣い手」大久保嘉人さんが選んだのは、ウルグアイのディエゴ・フォルラン。その【究極のワンプレー】が、10年W杯・南アフリカ大会の準決勝オランダ戦。後方からのパスを受けたフォルランが、オランダDFを引きつけての鋭い切り返し。そこから強烈なミドルシュートを叩き込んだ場面だ。

同じくVTR登場の「フリーキック名人」遠藤保仁選手が選ぶのは、ユーゴスラビアの「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチ。その【究極のワンプレー】が、90年W杯イタリア大会・トーナメント1回戦のスペイン戦。延長で決めた鮮やかなフリーキックだ。

ウルグアイのお騒せ男、ルイス・スアレス

お次のコーナーは、【クイズの園 ワールドカップ事件簿編】。ご存じマラドーナの「神の手」やジダンの「頭突き退場」などが取り上げられる中、ピックアップされたのはウルグアイの「悪童」ルイス・スアレス。

10年W杯・南アフリカ大会の準々決勝ガーナ戦では、延長後半のロスタイムにあからさまなハンドでシュートを阻止してレッドカード。直後のPKでガーナがまさかの失敗をすると、モニターでそれを観ていたスアレスがおおはしゃぎ。「誰にも観られていないと思った」の言い訳で世界のヒンシュクを買った。

さらに14年W杯ブラジル大会・グループリーグのイタリア戦では、DFキエッリーニの肩に噛みつき4ヶ月の出場亭処分となる始末。「相手が肩で殴ってきたんだ」と厚かましく答えるも、実は噛みつき騒動の常連だったことが判明。それでもウルグアイ国民から愛されてしまうのが、スアレスらしいっちゃ、らしい。

伝説のストライカー

そして中澤佑二さんが紹介するのは、W杯で活躍した世界のストライカーたち。ドイツのユルゲン・クリンスマン、アルゼンチンのガブリエル・バティストゥータ、オランダのデニス・ベルカンプ強者つわものが揃う中、ひときわ輝きを放ったのがブラジルの「怪物フェノメノロナウド

その「怪物」の凄さを語るのが、ブラジル代表のチームメイト、エジミウソン。中澤さんはロナウドと06年W杯ドイツ大会で対戦。マークに付きながらも反転ゴールを決められ、エジミウソンさんからは「これは日本のディフェンスが甘すぎる」とキツイひとこと。

そのエジミウソンさんが選ぶ【究極のワンプレー】が、98年W杯フランス大会・準決勝のオランダ戦。リバウドからの速射クロスに鋭く反応、ユニフォームを引っ張られながらも強引にゴールを決めて見せた場面だ。

記憶に残るW杯レジェンド

番組後半のゲスト小島伸幸さんが選ぶのは、「ドイツの熱き守護神」オリバー・カーン。その【究極のワンプレー】が、02年日韓W杯・準決勝の韓国戦。前半8分、李天秀イチョンスの放ったシュートを横っ飛びセーブ。シュートコースには3人が並び、目隠しになった状態にもかかわらず、野性的な反応で防いだ魂のセーブだ。

小島さんに交代して登場した武田修宏さんが紹介するのは、記憶に残る「ごっつぁんゴーラー」たち。まずは90年W杯得点王のサルヴァトーレ・スキラッチ。チームメイトだった磐田時代には練習でガツガツやり合い、頭突きを喰らって前歯が3本折れたというエピソードを語る武田さん。それでもテレフォンカードを貰って許しちゃったという、懐の深さを見せてくれたのでした。

だが武田さんの本命は、同じイタリア人で82年W杯・スペイン大会得点王のパオロ・ロッシさん。その【究極のワンプレー】が、78年W杯アルゼンチン大会・1次リーグのフランス戦。1点をリードされて迎えた前半29分、ピンボールのような混戦からゴールを押し込んだ場面。

足に当たり、頭に当たり、ポストに当たり、敵に当たり、味方に当たり、最後はゴール前で待ち構えていたロッシが押し込んで同点。たまたま決まったように見える「ごっつぁんゴール」だが、ロッシの優れた嗅覚が生んだ得点だ。

ヘディングゴール、究極の1枚

最後に現れたゲストは、「ヘディングのスペシャリスト」巻誠一郎。自分のヘディング写真にコンプレックスを持つ巻さんは、自ら【ヘディングゴール、究極の1枚】を厳選。まず選んだのは「フランスの新将軍」ジネディーヌ・ジダン。98年W杯決勝のブラジル戦、ヘディングによる先制弾でフランスを優勝に導いた一瞬である。

次に選んだのは、ウルグアイのエディンソン・カバーニ。18年W杯ロシア大会・決勝トーナメントのポルトガル戦、ルイス・スアレスからの弾丸クロスに、豪快なヘディングで合わせた場面。

そして巻が選ぶ【究極のワンプレー】が、オランダのロビン・ファン ペルシー。14年W杯ブラジル大会・グループリーグ第1節のスペイン戦、前半終了間際に後方からのクロスに抜け出したファン ペルシーがダイビングヘッドで先制。空中を舞う瞬間を捉えた一撃必殺のシーンは、まさにアートだ。

W杯はサッカーの歴史そのもの

続いてのテーマは監督。ピッチ内外で注目を集めた10年W杯のマラドーナ監督、2大会連続退場の記録を持つカメルーンのリゴベール・ソング監督、90年W杯で初出場のコスタリカをベスト16に導いたボラ・ミルティノビッチ監督、ユーゴ代表と日本代表の監督を務めたイビチャ・オシム監督らを紹介。

ラストはJリーグで育ち、W杯で輝いた選手たちのコーナー。ガンバ大坂で活躍したカメルーンのパトリック・エムボマ、東京ヴェルディで活躍したブラジルのフッキ、京都パープルサンガで活躍した韓国の朴智星パクチソンらの中で、松井大輔さんが元チームメイトの朴智星さんにインタビュー。

そして朴智星さん自ら選んだ【究極のワンプレー】が、10年W杯・南アフリカ大会のグループリーグ第1戦、ギリシャとの試合。1-0とリードした後半の52分、相手DFの当たりをものともせず追加点。アジア人初となる3大会連続ゴールを決めた場面だ。

最後「FIFAワールドカップとは?」の問いかけに、巻さんは「人生を変える魔法」、中村さんは「憧れの継承」、中澤さんは「全てを犠牲にしなければ戦えない場所」、前園さんは「サッカーの歴史そのもの」と回答。

いずれにせよ、様々な魅力が詰まったFIFAワールドカップ。スーパースターたちの伝説プレーを堪能した2時間スペシャルでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました