スポンサーリンク
スポンサーリンク

カタールW杯 アルゼンチンが3度目の優勝

スポンサーリンク
スポンサーリンク

現地時間18日、カタール・ワールドカップ2022の決勝がルサイル・スタジアムで行なわれ、歴史に残る激戦を制したアルゼンチンが3度目の優勝。メッシが悲願の世界タイトルを手にした。

試合は開始からアルゼンチンが気迫のプレーでフランスを圧倒。21分には4試合ぶり先発のディ・マリアが、ドリブルでPエリアに切り込みPKを獲得する。これをエースのメッシが、GKロリスの動きを見極め先制点。得点王争いをリードする大会6点目でアルゼンチンが主導権を握った。

さらに36分、メッシを起点にワンタッチパスを繋いで最後はディ・マリアが追加点。何もさせて貰えないフランスは、40分に早くもジルーとデンベレを下げてテュラムとコロ・ムアニを投入するという大胆な交代策。しかし、依然戦況を打開できないままハーフタイムを折り返す。

後半もアルゼンチンがゲームを支配し続け、このまま優勝まで突き進むかと思えた78分、エムバペのパスに抜け出したコロ・ムアニがPエリアで倒されPKを獲得。これをエムバペがゴール左下に決め、フランスが1点差に迫る。

直後の81分、グリーズマンに代わって投入されたコマンが、センターライン付近でメッシからボールを奪取。そこからゴール前にボールが繋がり、エムバペが倒れ込みながらゴール右隅に叩き込むスーパーボレー弾。エースの得点王トップに躍り出る大会7点目で追いつく。

展開は風雲急を告げ、ついに延長戦に突入。その延長後半の108分、ラウタロのシュートのこぼれ球に詰めたメッシが押し込んで勝ち越し点。しかしその7分後には、エムバペのシュートがDFモンティエルの腕に当たりハンドのPK。これをエムバペ自身が沈めてハットトリック。試合を振り出しに戻した。

終了直前にもフランスが絶好機を迎えるが、守護神エミリアーノ・マルティネスが体を張ってスーパーセーブ。決勝は3-3で終了し、優勝の行方は延長戦へともつれ込む。

1人目はエムバペ、メッシの両エースが確実に決めるも、先攻フランス2人目コマンのキックをE・マルティネスが阻止。3人目チュアメニもポスト左を外してしまう。後攻のアルゼンチンは3人全員が成功し、最後は4人目モンティエルが左隅に沈めて決着。120分を越えた激闘に終止符を打った。

これでアルゼンチンは9大会ぶり3度目の優勝を達成。メッシはW杯5度目の挑戦で初の世界王者となり、母国の英雄マラドーナと並ぶレジェンドとなった。

メッシは自身2度目(14年大会以来)となる大会MVPにも選出。大会得点王には8ゴールを記録したエムバペが輝いた。エムバペの決勝戦でのハットトリックは、66年大会のジェフ・ハースト(イングランド)に続く史上2人目の記録。またフランス選手の得点王も、58年大会ジュスト・フォンティーヌ(出身はモロッコ)に続く2人目の栄冠である。

他に、最優秀GK賞にはE・マルティネス、ヤングプレーヤー賞にはエンソ・フェルナンデスとアルゼンチン勢が選ばれている。

また先だって行なわれた3位決定戦は、クロアチアがモロッコに2-1と勝利。あと一歩で銅メダルを逃したモロッコだが、アフリカ勢初となる4強入りの快挙でW杯の歴史にその名を刻んだ。

こうして約1ヶ月に及んだ熱戦が終了。近年では希に見るほど数々の名勝負が繰り広げられ、記憶に残る大会となった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました