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米女優のラクエル・ウェルチさん死去

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60年代を代表するセックスシンボル

ハリウッドのセックスシンボルとして名を馳せた米女優のラクエル・ウェルチさんが、15日にロサンゼルスの自宅で亡くなったことが関係者から発表された。

米メディアによると、最近病気を抱えて闘病生活を送っていたとのことだが、詳しい死因等は明らかになっていない。享年82歳だった。

ウェルチさんのビキニ姿が写っている『恐竜100万年』の映画ポスターは、94年公開の『ショーシャンクの空に』の中にも登場。40年代のリタ・ヘイワース、50年代のマリリン・モンローに続き、60年代を代表するセックスシンボルとして象徴的に扱われている。

『恐竜100万年』のビキニ姿でブレイク

1940年生まれの米イリノイ州シカゴ出身。本名はジョー・ラクエル・テハダ。父はボリビア出身の航空エンジニアで、母はアイルランド系アメリカ人。3人姉弟の長女として育った。

少女時代はバレエ教室に通ってプリマドンナを目指すも、体型の変化により断念。そのあとカルフォルニア州ラジュラニ移住し、サンディエゴ・カレッジの演劇科で演技を学ぶ。高校在学中から数々のミス・コンテストに優勝するなど、評判の美人だったようだ。

60年頃からテレビの天気予報キャスターやモデルとして働き、64年にはエルヴィス・プレスリー主演の『青春カーニバル』で女優デビュー。テレビシリーズ『奥様は魔女』にも端役出演した。

66年のSF映画『ミクロの決死圏』で注目を集め、同年には特撮映画『恐竜100万年』に出演。ほとんどセリフは無かったが、鹿の革製のビキニ姿が脚光を浴びてブレイク。グラマーな肉体の魅力で60年代を代表するセックスシンボルとなり、米雑誌『プレイボーイ』が98年に発表した「20世紀で最もセクシーなスター」では、マリリン・モンローらに続く3位に選ばれている。

だが彼女自身は自分の体が性的象徴になることを嫌っており、「セックスシンボルになるように育てられたわけではなく、私の性分でもない」と口にしていたという。

晩年までの活動と私生活

晩年まで計70本以上のテレビ、映画作品に出演。73年公開の『三銃士』(リチャード・レスター監督)では、米ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞に輝いた。また女優業のほかには、化粧品やジュエリーなどを手がける実業家としての一面も持っていた。

私生活では、17歳のときクラスメートのジェームズ・W・ウェルチと結婚。二人の子供を設けるも、64年に離婚する。だが元夫の姓であるウェルチは、そのまま生涯名乗ることとなった。

その後3度の結婚と離婚を繰り返し、03年に最後のパートナーと別れたあとは独り身で過ごしていた。ちなみにジェームズとの間に生まれた長女のタニー・ウェルチものちに女優となり、映画『コクーン』(85年、ロン・ハワード監督)などに出演している。

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