創設から30年目を迎えたJリーグが開幕。17日の金曜日には、昨季J1優勝を争った横浜Fマリノスと川崎フロンターレの開幕戦が満員の等々力競技場で行なわれた。
試合は開始4分、川崎GK鄭成龍が繋ごうとしたボールをエウベルがカット。中央で拾った西村拓真がゴールを決めてアウェーの横浜が先制する。38分にも左CKをアンデルソン・ロペスが頭で落とし、こぼれ球をエウベルが押し込んでリードを広げた。
後半に反撃を試みる川崎だが、86分にDFジェジェウがマルコス・ジュニオールをPエリア前で倒して2枚目の警告。1人少なくなった後半アディショナルタイムに橘田健人のゴールで1点を返すも、追いつけないまま試合終了となる。
2-1と勝利した横浜は、これで昨季の終盤戦から継続して10連勝。J1リーグ2連覇へ絶好のスタートを切った。一方の川崎は、開幕カードで10年ぶりの敗戦。タイトル奪還へ課題の残った試合だった。
18日に行なわれた開幕戦で注目されたのが、香川真司が13年ぶりに復帰したセレッソ大阪とアルビレックス新潟の試合。昨年11月に左足を手術した影響もあり、ホームの開幕戦でベンチスタートとなった香川選手。1-1で迎えた後半の51分、FWレオ・セアラに代わって登場。4662日ぶりとなるJ1のピッチに立った。
するとその4分後には香川が本領を発揮。ハーフライン付近でボールを受けると、左サイドを駆け上がる山中亮輔へ絶妙なスルーパス。そこからの展開で奧埜博輔の勝ち越し点が生まれる。
終盤の80分に2-2と追いつかれて開幕戦白星は逃してしまったが、さすがのプレーでこれからの活躍を予感させた。
J2リーグも18日から開幕。1年でのJ1復帰を目指す清水エスパルスは水戸ホーリーホックと0-0の引き分け。ジュビロ磐田はファジアーノ岡山に2-3と敗れしてまい、それぞれ低調なスタートとなってしまった。
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