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「サッカーの園 ~究極のワンプレー~」スピードスター

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日本の快進撃を支えたスピードスター

BS1「サッカーの園 ~究極のワンプレー~」、今回のお題は【スピードスター】 日本が快進撃を見せた去年のカタールW杯でも、その攻撃を支えたのが浅野琢磨、伊東純也、前田大然、三笘薫といったスピードスターたち。切り替えの早い現代サッカーにおいて、必要不可欠な存在となった彼らのプレーを深掘りする内容。

ゲストには「野人」の異名で知られる元日本代表FW、岡野雅行さんがスタジオ初登場。右膝靱帯損傷という重傷を負いながらもピッチを疾走。野生の動物のような快復力と治癒力ですぐに復帰したという、人間の生命力を越えた「元祖スピードスター伝説」を語る。

藤井智也の縦突破

最初のノミネートは、鹿島アントラーズの快速サイドアタッカー藤井智也選手。昨シーズンのドリブル数はJ1最多の137回。1試合の平均スプリント数もダントツの1位となる34.6回を誇る、Jリーグ屈指の韋駄天男だ。

そんな藤井選手のこだわりは、最高時速35.1㎞のスピードに乗った縦への突破。サイドステップでの助走から縦へと加速、一気にマークを振り切りゴール前でのチャンスを創出。相手の目の動きを意識し、勝負のタイミングを見極めることがその奥義とのこと。

そして藤井選手自身が選ぶ「究極のワンプレー」は、22年4月の湘南ベルマーレ戦。右サイドでボールを受けた藤井選手は、コースを塞ぐDFを前に中へ動くかと見せかけ、その逆を突いての縦突破。スピードに乗ったドリブルからゴールをアシストした。

「自分も相手の軸足を見て行くか行かないかを決めていた」とはゲストの岡野さん。ある試合では「縦4人一列に並んだ相手を『ハハハ』と笑いながら抜き去った」とか、「犬に追いかけられ300mを走り勝った」とか仰天の武勇伝を披露。いや、本題を越えるエピソード出しちゃダメじゃん。

それはともかく、藤井選手の【“縦への突破”にこだわる】が1番目のエントリー。

宮市亮 スピードスターの復活

続くエントリーは、岡崎慎司や堂安律らを指導したフィジカルトレーナーの杉本龍勇さんが選ぶスピードスター。ちなみに杉本さんが現日本代表で一番速いと評価するのは、前田大然選手とのこと。

そんな藤本さんが「宝ですよ日本の。エムバペと同じくらいの速度でてる」と期待を寄せるスピードスターが、30歳になった横浜Fマリノスの宮市亮選手。高校卒業後の18歳でプレミアの名門アーセナルと契約。レンタル先のフェイエノールトで衝撃のゴールを決め、一躍注目の的となるが、その後4度の手術により苦難のキャリアを送ってきた選手である。

怪我からの復活を目指す宮市選手が頼ったのが、走りのスペシャリストである杉本さん。その指導のもと、膝に負担がかからず推進力にも優れるフォームの取得へ取り組む。

「怪我の影響でスピードが落ちたのでは」の悲観的な見方をよそに、「確実に速くなっています。やれると思いますよ」と断言する杉本さん。その宮市選手の「究極のワンプレー」が、横浜移籍後の初先発となった22年3月のヴィッセル神戸戦だ。

チャンスと見るやいち早く右サイドを駆けだした宮市選手は、トップスピードに乗って相手ゴールへ迫り、追いすがるDFを置き去りにしてのクロス。あわやの場面をつくりだした。カムバックに向けてのトレーニングを積む宮市選手は、「このままじゃ終われない」とさらなる挑戦を続ける。

それにも「自分も同じ。この体勢になったら、駒場スタジアムの“野人席”のファンに向かって『行くぞー!』と吠えていた」とは岡野さん。なんともエピソードが豪快です。

というわけで、宮市選手の【たび重なるケガに負けず 走り続ける】が2番目のエントリー。

スピードスター界の生きる伝説

お次は「1人スルーパス」岡野の遺伝子を受け継ぐスピードスターたちが登場。「野人2世」こと名古屋グランパスの永井謙佑選手、「1人カウンター」ヴィッセル神戸の小田裕太郎選手、「ハマの新幹線」こと仲川輝人選手(現FC東京)といった面々が紹介される。

だがここでも、「アヤックスの練習生時代、ナイジェリアの超俊足ババンギダからボールを奪った」と話題さらってしまう岡野さん。もう手がつけられません。

てなことで、【スピードスター界の生きる伝説】岡野さんが3番目のエントリー。

そして恒例〈クイズの園〉では、その甘いマスクで女性誌に「雨に打たれて鳴いている子猫」と称された元日本代表MF、山田隆裕さんが登場。思いついたらすぐに実行に移す行動力で、【ピッパで動くスピードスター】として4番目のエントリー。野生の本能で動く岡野さんと比べ、ちょっとエピソードが弱いぞ。

坪井慶介 守りの美学

最期のノミネートは、元日本代表ディフェンダーの坪井慶介さん。DFの坪井さんにとって、スピードとは「ボールを奪うための手段」とのこと。

「最後のところで追いついて、ゴールを決めようとするFWの最高の瞬間をへし折る。この快感をどう説明していいか・・」と満面の微笑みで語る坪井さん。「ファールをしないで美しくボールを奪う」のが、守りのスピードスターの真骨頂だ。

その「究極のワンプレー」が、12年の鹿島戦。フリーでボールを受けてまさにシュートを打たんとする大迫勇也選手を、坪井さんが一瞬速くコースに足を投げ出して阻止。「大迫選手の悔しがる顔が、僕は最高に気持ちよかった」と、悦に入るその表情がなんとも怖い。

デビューイヤー(2002年)には全試合に出場し、DFながらイエローカード0枚、レッドカード0枚で新人賞とともにフェアプレー個人賞を受賞したという話に「彼は1回しか貰ってないけど、僕は2回貰っている」となぜか自慢する中澤佑二さん。

それにも「初代フェアプレー個人賞は俺だから」と被せてくる岡野さんだが、MCの柴田英嗣さんに「野人でフェアプレー賞って、ダサイですね」と、やり返されてしまうのでした。

そんなフェアプレー自慢はともかく、坪井さんの【美しくボールを奪うことが快感】が最後のエントリー。

そして今回の【究極のワンプレーNo.1】に選ばれたのは、大本命の岡野さん。スピードだけではなくその野人エピソードでも他を圧倒、当然と言えば当然の結果ですかね。

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