BS1『サッカーの園 ~究極のワンプレー~』、今回のお題は【10代】 世界のサッカー界で10代選手が続々と活躍する中、将来の日本を担うであろう若き逸材を紹介する内容。
スタジオには【ボランチ】の回以来2度目の登場となる稲本潤一さんと、番組初ゲストとなる槙野智章さんらが集まり、注目される10代選手の活躍を語る。
最初のノミネートは、FC東京の松木玖生選手(19歳)。青森山田を高校3冠に導く活躍で注目され、プロ入り後は高卒ルーキーながら開幕スタメン入り。1年目で31試合2得点3アシストの成績を残し、早くもチームの主力となった逸材だ。
強靱なフィジカルと豊富な運動量を活かしてボールを奪取、守備と攻撃の両方で躍動するアグレッシブなプレーが彼の真骨頂。また大物感を漂わす強気な個性で、独自のスタイルを貫く姿も頼もしい。
そして自分自身が語る「究極のワンプレー」は、高校卒業式直後に行なわれた22年3月のセレッソ大阪戦。高い位置でボールを奪い、ゴールはならなかったもののチャンスに繋げた場面だ。
この10代にして将来を期待させる抜群の【フィジカルと大物感】が、最初のエントリー。
2番目のノミネートは、ジュビロ磐田の古川陽介選手(19歳)。足に吸い付くような切れ味抜群のドリブルを武器に、J1ダントツ最多のドリブル成功数を誇るジュビロ期待の新星だ。
去年の高校サッカー選手権では圧倒的なドリブルで観客を魅了した古川選手が、そのドリブラーとしての技術を磨いたのが名門・静岡学園時代。
静学の井田勝通(前)監督「100万回ボールにさわれ!」の指導により、ドリブル、リフティング、1対1の練習をひたすら繰り返し。古川選手の卓越したドリブル技術が育まれた。
そのドリブルを武器に、さらなる高みを目指す古川選手。彼の意識するドルブラーが、最近の活躍もめざましい三笘薫選手だ。4年後のW杯メンバーに食い込んで、「三笘か古川かと呼ばれるまで登り詰めたい」と宣言する新星の「究極のワンプレー」が、プロ入り直前の高校サッカー選手権・宮崎日大戦。
ハーフウェイライン付近でボールを受けると、変幻自在のドリブルで相手の間をぬって技ありのゴール。自ら「キレキレやな」とニヤつく6人抜きの鮮やかさで、DFを翻弄した場面だ。
この【NEXT 三笘】を狙う古川選手が、2番目のエントリー。
次は『サッカーの園』イチオシの10代選手を一気に紹介するコーナー。レアルBのMF中井卓大(19歳)、ボルシアMGのFW福田師王(18歳)、清水エスパルスの長身FW森重陽介(18歳)、シュツットガルトのDFチェイス・アンリ(18歳)、川崎フロンターレの新人ドリブラー名願斗哉(18歳)と、国内外でプレーする若手有望株が目白押し。
それらの選手の中でピックアップされたのが、セレッソ大阪の北野颯太選手(18歳)。10代の才能の宝庫と言われたセレッソでも、香川真司、柿谷曜一朗、南野拓実らの先輩を上回る16歳73日のクラブ最年少でJリーグデビュー。22年のJリーグ杯ではニューヒーロー賞に輝いた期待株だ。
「憧れは香川慎司選手」と語る北野選手が持ち味とするのは、相手の逆を突くファーストタッチ。今季セレッソに復帰した香川選手が得意とするプレーでもある。
「セレッソ出身で、一番世界で活躍する」と宣言する北野選手が選んだ「究極のワンプレー」は、22年3月のJリーグ杯・鹿島アントラーズ戦で、ファーストタッチからの反転シュートを決めた場面。
これで南野選手が持っていたJリーグ杯・クラブ最年少得点記録を更新(17歳201日)、【香川2世】の呼び声も高い北野選手が3番目のエントリー。
このあと【J1最年少ハットトリック】達成(当時ガンバ大阪 18歳364日)の松波正信さんと、18歳でフランスW杯に出場した【永遠のサッカー少年】小野伸二選手を加えた5名がエントリー。この中から前園さんは「強気な発言で期待込み」の松木選手を【究極の10代】に選出したのでした。
今回紹介された以外にも、2月のJ開幕後すでに何人かの10代選手が活躍。若くして注目を浴びた選手が伸び悩むことも多いが、彼らが世界で活躍する姿に期待したいですね。
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